- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163812908
感想・レビュー・書評
-
今までの貫井さんとは、方向性が違うような気がしたけれど、やっぱり、面白かった。和子の、木之内に対する執着ぶりはすごかった。そこまで魅力的な人なの?って思って読んでたけど、やっぱり、最後まで分からなかった。昔、「何で同時に2人の人を愛したらダメなの?」と言ってた人を思い出した。木之内はどうしようもないし、和子もどうしようもないと思ったけど、2人がいいならいいかと、結局思ってしまった。長い話だったけど、私は嫌いじゃない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリーではなく、恋愛もの。読みやすくて一気に読めた!大人の恋愛。
-
ミステリーテイストなスタートだったので
意外な展開を期待して読み進めたのですが、
盛り上がりにかけたまま終わってしまった。
作者の小説感がたくさん散りばめられていた。 -
エピローグまでは☆3だったが、最後にぞくときた。
何があるわけでもない、良くあるエンディングだったんだけど。
やっぱこの作者の文章が好きなんだろうな。
ミステリーではなく恋愛小説。しかも文章が軽くないから良かったけど、そのへんに転がっていそうな話。
いつまでこの調子で続くんだろうと思いながら飽きずに読んでしまった。
イマドキ流行の軽い文章じゃないけど読みやすいのがいいなー。 -
20130312読了
女性目線で共感ができ、なおかつ文章力があるので一気読みしたが、読み終わると陳腐なストーリー。
主人公の絶筆宣言の裏には壮絶な経験が隠されてると思いきや、大したことなく。
途中が面白かっただけに残念。 -
1人の男性に執着し愛した女性作家の半生。決して報われないけどいつでも彼女の中に彼がいる。褒めて欲しい、認めて欲しい、私を見て欲しい。常に浮気はする、他の女性と結婚する、不誠実だけど、彼女の欲しい言葉をくれる男。それが欲しくて中毒のように彼を求める。もっと苦しくドロドロした話かと思ったら、文章がサラリとしていて読みやすかった。最後には彼が不誠実だか誠実だか良く分からなくなる、理屈じゃない、そうなっちゃったら止まらないどうにもならない。