死神の浮力

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 935
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163823003

感想・レビュー・書評

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  • いい味出してるなぁ、千葉さんトーク

  • 帯表
    死神の千葉を長編で読める日が来た!
    おまえはまだ死なない。
    俺がついているから。
    帯背
    死神の千葉、敵討ちに参加!!
    帯裏
    娘を殺された。
    相手は二十五人に一人の、良心を持たない人間。
    ー犯人を追う夫婦と、千葉の七日間

    本作品は書き下ろしです
    (冒頭のみ「別冊文藝春秋」2012年1月号初出)

  • 千葉さんが言う「今日のおまえなら大丈夫だ」は心強い。行け!山野辺!!!!!!

  • 世の中には、人の感情を知ることができないいわゆるサイコパスという人種がいるとのこと。この本にでてくる死神をそういった意味ではサイコパスなのかもしれない。でも、そのサイコパスぶりが相手にどう影響を与えるかは、その人によるのだろう。悪意とは何なんだろう。

  • 死神シリーズ。サイコパスを扱った重い内容なんだけれど、千葉君の存在がそれを重く鬱とさせない。あいかわらず千葉君のキャラが良い。

  • 「敬意とは、面倒くさいことをしなさい、という意味である」なるほどなぁ。たしかにそうだ。所々にこういう名言が混ざってる、伊坂幸太郎さんの本は面白い。

  • 死神シリーズ第二弾。娘を殺された夫婦が無罪で釈放された犯人に敵討ちするために過ごした七日間。犯人が良心を持たないサイコパスという設定が不気味で残酷で途中何度か読むのをやめようかと思ってしまったが、死神千葉さんの脱力したくなる飄々とした態度に救われ読み進めることができた。ダムに向かう犯人をママチャリで追いかけるシーンは現実味がなかったが、疾走感があり爽快だった。最後はどうなるのかと思ったが納得いく結末だった。氷が溶けても全体の量は変わらない。1人の人間の死は社会から気に留められず、総体としては影響がない。

  • 死神シリーズの2作目。1作目では、死神・千葉が6つの人生に出会う。
    今作では、ストーリーの中に、幾人かの人生が交差するけれど、千葉が調査するのは、ただひとつの人生のみ。

    千葉は、仕事をやり遂げる。奇跡は起きないし、結末は最初から予想できているんだけれど。
    それでも、痛快!と叫びたくなった場面もあったな。

  • 死神千葉さんのキャラが良い。
    テーマが重くて辛いものだけど、千葉さんの言動は面白い。

  • 死神が良いキャラ

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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