死神の浮力

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 935
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163823003

感想・レビュー・書評

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  • 死神•千葉が長編になったと聞き、どんな話になるのかワクワクしながら読む。

    終始雰囲気は重かったものの、何処か変わった人物やストーリーの軽快さは流石。
    ラストの千葉の台詞、7日目のラストの台詞で軽く泣く。

  • やっぱり伊坂幸太郎は面白い!
    久しぶりにストレスフリーで読めた
    死神の精度を先に読むべきだったと思った

  • 永遠の0を読んだあとだったからか、
    伊坂さんが自虐的に会話で成り立つ小説って言ってる理由がようやくわかった

    でも、やっぱり素敵な言い回しの会話は憧れるし、こんな会話ができる大人になりたい!

    立っている標識は本当にあっているのかわからない

    人間は協力する動物

    扇子から剣を出すんじゃなく、剣から扇子を出すような小説を

    きっと小説のテーマは死だったのかも

    お父さんが、先に行って、見てくる的なセリフは感動的だった

    2013.12.12

  • なんとも言えない充実感。ほんの1週間ほどの出来事なのに読み応えがあった。
    非現実的だけど、いい。淡々とした千葉がいい。終わりもいい。残酷なんだけど、なんだかいい。
    カントやパスカル?!哲学者の思想がちょいちょい出てきて、考え出すと難しい。

  • 予想以上に深い内容だった。登場した轟とオーデュボンの轟の関係はないのか気になる。伊坂幸太郎作品安定の悪辣なキャラ。しかし安定の報いにあって、期待に答えてくれた。千葉のキャラも相変わらずいい。人間に対する情は持ち合わせていないけれど、色々協力してくれて、そばに寄り添ってくれている。独特の存在。

  • 死神千葉の今度は長編。
    重い設定のストーリーだけど、相変わらず飄々とした千葉が上手く物語のバランスをとっている

  • 千葉さんの発言が面白い
    ちょくちょく人間と会話が噛み合わないんだよね〜

  • 死神シリーズ、ほんとに好きだ。
    前作より更に死神の人間らしさ(笑)が増してます。

  • 「『敬意を払う』なんて口ではいくらでも言えますけど、その相手のために一生懸命、面倒くさいことをやってみせて、はじめて、敬意を払ったことになるのかな。とは思いました。」

    色んな言葉が引用されていて「ほーう」と思いながら読んだ。ミステリーではないが楽しく読めた。

  • 人の感情に興味がない人をサイコパスと定義しているけど、実際本城崇は人の嫌がることに執着しているので、本当のサイコパスは千葉さんかもしれないですね。

    寿命云々の件で最後本城崇がどんな結末を迎えるのかはある程度予想できたけど、それを差し引いてもサスペンスとして面白かったです。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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