生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 437
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608683

感想・レビュー・書評

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  • 一番強調されているのが「経済的自立」だと思います。
    くよくよ悩むより、一生懸命稼いで、そしてひたすら「生きる」ということに集中する。まとめのコメントが面白すぎて、爆笑してしまいました。人前では読まない方がいいかも

  • 基本的に雑で怠け者な人間なんだが、変なところで生真面目というか、要領が悪くて残念な結果を引き寄せることがたびたびある。間が悪いというか…。最近、そんな自分に心底嫌気がさしていたもので、本書の存在を知り迷わず購入。
    「正しいだけでは生きていけないこともあります」という「はじめに」のワンフレーズ、響きましたね~~~。かなりはっちゃけているけど、的を得ているサイバラの格言。かなり笑わされつつも、ものすごく納得。ちまちま生きてちゃつまんね~よな。
    個人的に「人生相談」を読むのが大好きなのだが、その中でも本書はズバ抜けて面白く、ズバ抜けて役に立つ。新書で発売されて、正解。
    ところで、たまに引き合いに出される志麻子ちゃん(岩井志麻子)だが、サイバラさんより弾け方がハンパなくって、すごく興味があるぞ。

  • たまたま本屋で見かけて購入。
    注意して購入したつもりが、後で確認したら、初版じゃなくて第二版だったことでショックを受けたのは内緒。

    これを読み終わったとき、「相変わらずサイバラって優しいなぁ。」って感じた。

    この質問に対するサイバラの回答は、すごく優しさに満ちているよね。肯定しつつ、時には否定しつつ、でも相手の存在を否定するんじゃなくて、相手が自分の力で状況を打破するために、どういうことが必要なのか。周囲の悪意に引き込まれないようにするために、何が大切なのか。

    そんなことを、彼女の知識や経験、環境から回答している。

    彼女が鴨ちゃんとの関係や親との関係、子供との関係などを含めて、いろんな経験をしてきたから、こんなに優しいんだろうなぁ、と思う。

    考えが合う、合わないはあるだろうし、気に入らない内容もあるかもしれないけど、それも含めて、一度読んでおいて損はない。

    買う気になれない人は、取り敢えず伊藤理佐からの質問とそれに対する回答を立ち読みしろ。それで「いいなぁ」と思わなかったら、たぶん読んでもムダなので、無視してよし。

    これ読んで、高知にある県立坂本龍馬記念館に飾られてる、サイバラのイラストとコメントを思い出した。そこにはこう書いてある。

    「偉いのは龍馬じゃなくて司馬遼太郎」

    笑ってもうた。でもその通りだよね。司馬遼がいなかったら、ここまで有名にならなかったやろし。誰もが指摘できない、地雷を敢えて踏みに行く、サイバラらしいと思った。

  • サイバラ姐さん、カッコよすぎ

  • ズバズバきますね(笑)
    放送禁止用語とか無視!
    倫理的に問題がありそうな発言もふんだんに(笑)

    でも、そういう見方もあるよなぁとかっていう
    視点の切り替えの気づきもいっぱいあります。

    波瀾万丈な人生を送っている西原さんだから
    気づいたことなのかもしれませんね。
    先日も放送禁止用語でテレビ降ろされたし。。。(笑)

    ま、何はともあれご一読ください。

  • 文春の人生相談といえば、伊集院静「悩むが花」だと思っていたが、本書の方が具体的で、細かいところまで配慮が行き届いている。そして何より笑える。西原流「下から目線」は最強。

  • 自分に当てはまる悩みがあんまりなかったのでそんなに心に残ってはいませんが、凝り固まった考えだけでなく色んな角度や目線からの考えもあるんだなあと改めて思える本でした。

  • 素直な気持ちに誠実に。悩むことは考えないこと。を具体的に示しているように感じました。優しい。

  • 回答がやや雑に感じるのは作者のふだんの持ち味なんだろう。

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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