生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

著者 :
  • 文藝春秋
3.72
  • (183)
  • (340)
  • (293)
  • (50)
  • (13)
本棚登録 : 2423
感想 : 437
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608683

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かった。まっとうでないけれども、真実な生活の知恵が満載です。ミもフタもない回答が良かったです。

  • 悪知恵ってほど悪くないっていうか、ゆるくてテキトーだけどけっこう本当のこと言ってる!
    肩の力が抜けて楽になることが、人生相談の神髄だわよね〜

  • ☆4つ
    サイバラの本はづっと読んでいたのに一時途切れてしまった。なのでこの本はあらためてサイバラ恐るべし面白し!と認識できた本なのであった。
    読者?の相談に応じるサイバラの答えは抜群に面白い。でもちょっと興醒めなのは読者の質問/相談が実に理路整然と上手く書けていること。であるにもかかわらづ、全部の相談が話し言葉で書いてあって、いかにも実際のお便りを活字にしました感を出していること。まさか全部サクラ的相談内容では無いのであろうが(あり得る)、編集者がより受けの良い様に編斬したことは間違いない。編集者はそこまでのでしゃばりをしてはいけんのよぉ。いくら早稲田や慶応をでたエリートでひ弱で頭が良くて気が小さい編集者ばかりでもそれはいけんのよぉwww。あ、編集者批判になってしもうた。すまぬ。

  • こういう本もたまにはいいかも。

    初っ端から生活保護をもらった芸人の話で、「貰えるもんはもらうのが当たり前」とかいうので、チョットどうかな~と思ったんですが、それがこの人特有のユーモアなんですね。

    で、本の内容はというと、悪知恵を教えてくれるのではなく、お悩み相談に回答するって形式なんですが、そりゃーもうバッサリと斬っていきます。
    というか、完全に他人事。

    この本を読むと「悩みなんて他人から見たら些細なもの」という感じで悩むのが馬鹿らしくなります。

    そういう意味では、真剣に悩んで悩んで行き詰った人とかは、一度こういう本を読んでみるといいかも知れないですよ。

    シリアスな本に飽きた方にオススメ。

  • 小さい悩み、大きな悩み、相談者にとっては一大事なのだ。
    それをかるくいなして答えている作者は人生の深淵を覗いてきた人に違いない。
    面白かった。

  • 相談コーナーで西原さんが回答するというもの.
    予想外だけどなるほどと思わせる面白い回答が多く楽しめます.
    「英語嫌いの克服」と「創作活動のモチベーション維持の秘訣」
    の回答は大爆笑です.「三日坊主を克服したい」もなるほど!です.

  • ブログに掲載しました。
    みっともなくていい。ウソをついて生き残れ。
    http://boketen.seesaa.net/

  • 漫画家西原理恵子が読者からの人生相談に答える形で人生の処世術を述べた本。
    著者流のモノの見方、捉え方がそれぞれの相談への回答に見れておもしろかった。この人のモノの見方、捉え方も普通とは少し違った観点から見る、常識を疑ってみる的な感じなんだろうなとおもった。

  • 爽快です。言い切りが良い!
    今まで苦労してきた西原さんだから、
    あらゆる問題に、ズバッと答えてくれるんだと思う。
    すごいです。

  • 巷のお悩みに波乱万丈の人生を送ってきた西原サンが西原流の答を導き出しアドバイスしている本。
    そのお悩みは仕事編、家庭編、男と女編、性格篇、トラブル編に大きく分かれていて、それぞれどんな悩みがあるかというと・・・。
    仕事編では、「就活に疲れた」「職場で仕事がない」「部下が使えない」などの悩み。
    家庭編では、「妻の飯がマズい」「夫の浮気」「娘が風俗でバイトしているかも」などの悩み。
    男と女編では、「国際結婚に親が反対している」「彼氏と食べ物の嗜好が合わない」などの悩み。
    性格編では、「モノが捨てられない」「空気が読めない」「方向音痴を直す方法」などの悩み。
    トラブル編では、「「夫は痴漢で逮捕された」「犬のフン害をストップするには?」などの悩み。
    それぞれの項目毎に10ちょっとの悩みに答えています。

    読んでいて、さすが苦労人の西原サンらしい答えだと思いました。
    何か、どーーんとお悩みを引き受けてくれるだけでなく、その悩んでる本人も受け止めてくれてる感じ。
    これを読んでいると、何となく心が軽くなります。

    何がいいって、親身になって答えてくれてるのはもちろんのこと、「そんなちっぽけな悩み!」なんて事を言ってない事。
    よく苦労した人で「自分でもこれだけできたんだから・・・」という人がいるけど、そんな感覚は微塵も感じません。
    確かにそれに似たような事を書いてある事もあるし、キツい事を書いてる部分もあるけど、それでも一応はその悩みに真剣に向き合ってると感じます。

    そして、悩みに答える時に自分もこういう経験をした事があるんだよ~なんて書いてあるのに魅力を感じました。
    よく自分の事は一切言わず書かず「~しましょう」なんて言う人がいるけど、それって上から言われているような気がする。
    自分はちょっと高い所にいて、正しい事を言ってる、アドバイスしているって感じ。
    だけど、そういう言葉って大体、世間一般の価値観と一緒でただ正しいだけの事、ただのキレイ事だったりするんだよな~。

    これはそういう世間の価値観はちょっとどこかに置いておいて・・・という要素のある本です。
    例えば問題の対処で有効ならば嘘をついたっていいんだ、としているし、姑問題では結論として「そのうち死ぬから、放っておけ。」なんて普通の感覚では非難されるような事も書いてます。
    また言葉もあまり選ばず露骨に書いてある事からも、道徳的な人やすごくちゃんとしている人には向かない本じゃないかなという気はします。

    真剣に答えているんですが、中にはお悩み内容から笑ってしまうものもありました。
    歯に衣きせぬ言い方、そしてそれが板についているのに好感を感じます。
    ぶっとんだ答えもありますが、ちゃんと地に足がついた考え方だと思う。

    自分の悩みに似たような悩み、過去に悩んでいた悩みについての答えを見ると、「う~ん。それはどうだろう」とかいうのも中にはありつつ、でも丸っきり拒否するなんて風にはならない本でした。
    これを読んでますます作者の事が好きになりました。

全437件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西原理恵子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
東野 圭吾
冲方 丁
大野 更紗
村上 春樹
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×