秘太刀馬の骨 (文春文庫 ふ 1-30)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167192303

感想・レビュー・書評

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  • いつでも自分の命をささげる覚悟が求められる時代に自分が生まれていたらどんな行動を起こしていただろう・・・
    世界で紛争が起きているが、やはり生まれてからの思想教育が非常に大切なのかな、と思った。
    本書籍の感想とはずれます。

  • 描写がお綺麗なんだなー

  • 深まる秋。藤沢さんの傑作時代小説を再読。
    美しい自然描写。魅力的な登場人物。秘太刀「馬の骨」の伝授者は誰?ワクワクしながら読み進めた。遣い手は金打してでも明かせないが、最終頁読了後は涙が流れた。

  • 2018.9.2(日)¥100(-2割引き)+税。
    2018.9.20(木)。

  • 2005.9.9〜14読了

  • 秘太刀馬の骨を用いてバッサバッサとと剣客を倒して行く。なんて事は藤沢作品において有り得ないのは解っちゃいたが、ここまで極上のミステリーになってあるとは。改めて著者の懐の広さを感じる。

  • 正直、本作の秘太刀や『隠し剣シリーズ』(秀作!)など必殺剣(技)は、消える魔球の類のものだろうが、そうした奇想を盛りみつつも物語はしっかりした人間ドラマ(人情譚)に仕上っている。宮仕えする登場人物たちの社会環境・暮らしぶりや人間関係(しがらみ)などそのまま現代に通ずる近しさで、易く感情移入できる。良質の時代劇(時代劇にかぎらない良質なエンタメ作品)は浪花節を巧く物語に織り込んでいるものだけれど(その加減というか抑制と過剰が作品の質に大きく左右する)、本作読後感の心地よさは格別であった。

  • 満足。
    疲れたときの贅沢な脳休めになる。
    ただ、蝉しぐれ程の感動はなかった。

  • 犯人は「彼」か?
    秘太刀を探すために剣豪達と打ち合っていく勝負ものではあるが、ミステリ的な要素も含まれており面白い。藤沢周平の手腕の広さを知ることのできる一作。
    犯人は果たして本当に「彼」であったのか?改めて読み直す面白さがある。

  • 当然の再読。
    結末はどっちも無理ある解釈だが、各エピソードの展開のほうが読ませる。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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