秘太刀馬の骨 (文春文庫 ふ 1-30)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167192303

感想・レビュー・書評

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  • 時代小説は好きで、藤沢さんは悪くないと思うけど、面白味のポイントが違う気がする。秘剣の遣い手探しと藩の勢力争い。用心棒シリーズより内容が落ちる。役の設定に拘って、肉付けに手が回らなかった感じ。最近、藤沢さんの秘剣物の映画化が多いので、先取りに読んでみました(笑)

  • NHK金曜時代劇で内野さんが主演することが
    きっかけで 購入
    時代小説が好きではないので 読みづらいかなと
    思ったけど 面白かった
    最後のほうは 結末が知りたくて一気読みした

    原作は半十郎が主人公、ドラマでは銀次郎が主人公
    この原作をどういうふうに 表現されるのか
    ますます 楽しみになった

    でも。。最後の解説を読んで 本当の犯人は
    誰なんだろうと。。ちょっと考え込んでしまった
    こういう すっきりとしないのは苦手~

  • 解説のおかげ

  • とにかく藤沢周平の描く武士が好きです。
    殺陣の描写なんかもワクワクさせてくれる。少し内容を忘れてしまったのでもう一度読み返そうと思ってます。

  • 藤沢作品の中で一番ワクワクする感じです
    半十朗の冷静さと銀次郎の突っ走り感がいいね!!

  • なんだかチャンバラ小説が見たい、秘剣って何!?ってことで読書

    ・あらすじ
    北国のある藩。家老の暗殺に使われたと言われる秘太刀『馬の骨』。この秘太刀の探索を下命された半十郎と銀次郎は徐々に熾烈な執政を巡る争いの渦中に巻き込まれていく。

    秘太刀を巡って、様々な剣客と立ち合っていく。それを聞くだけで壮大なチャンバラな予感。実際に、色んなタイプの剣客と切りあっていくんだけど、残念ながらあまりそこの記述が多くないかも。そんな後日談みたいにチャンバラを描くの!?ってところもあるのが残念すぎる。
    もっと壮絶な、命を賭けた男の生き様を見たいって方には少し物足りないだろうなぁ。

  • 97年6刷本

  • 馬の骨さえも折ってしまう秘剣「馬の骨」の継承者を探す主人公。継承者は誰なのか。そして何のためにその剣を探さなければならないのか、ラストにはすべて判明。主人公と息子をなくした嫁の微妙な関係も織り交ぜながら展開する。継承者一人一人に当たっていくのだけれど、その一人一人がドラマを抱えていて、それはそれで楽しめる。読後感も中も特に不満はないんだけれど、盛り上がりに欠けたということで★二つくらいかな。

  • 不思議なタイトルに惹かれて手にとって見た。
    時代小説でありながらハードボイルドとミステリの側面を併せ持ち、なんだか格好いい1冊だった。
    時代小説を読み慣れていないので、難解な単語が沢山あったけれど、日本語の奥深さも感じられてよかった。
    ラストのまとめ方もかっこよかった。

  • 藤沢作品の中では珍しい?ミステリータッチの作品。ファンの中でも謎が多い作品。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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