- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167267049
感想・レビュー・書評
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現実味のある不幸な話は苦手なのかもしれない。不幸な話は半ば幻想的な方がいい。
時々この人の感情が事実を誇張させてるのかと思わせる部分もあったけど、そんなのどうでもいいぐらい彼女の記憶が痛々しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者、内田春菊さんの少女時代を綴った作品。
とにかく壮絶で、よくこんな中で生き抜いてきたな、と感心させられました。
いつでもさっぱりと前向きな春菊さんの性格に、こちらまで勇気づけられます。 -
内田春菊さんの少女時代を綴った作品。
壮絶としか言いようがないです・・・
でも、これを書いて世間に出す、その心意気がすごいと思います。 -
ちょっと辛過ぎました
が、解決策って案外カンタンなものなのかなぁと、妙に前向きになれたり... -
他の書に活字による母殺しという解説があったが、家族や親との危うい関係を淡々と書き抜くことによって、自分を取り戻すための作品でもあったらしい。自伝的な作品で、感情表現が抑制されているところが、閉塞感を強めている。
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濃厚すぎる家庭のしがらみから起きる事件をよく聞きます。
テーマを決めて色々読み深めるのが私のいつもの習慣です。 -
例の時、動悸がとまらなかった。
これは本当に小説なのか?
読んでてとにかく辛かった。
もちろん「女は強し」など、紋切に締めることなんかはとてもできない。
俺があまりに臆病なだけなのか。
とても平静ではいられなかった。
(そもそもこれは実話なのか?)
文体が『こどものおもちゃ』(小花美穂)に出てくる、紗南の育ての母親が出した「娘と私」に似ている気がした(気のせいだろうか?)。
時系列から言ったら、『ファザーファッカー』が先か。
小花美穂はこの小説を読んだのかな。
いずれにせよ女の人が書いた文章はあまり目にしないから、比較のしようがないけど。
(2007年08月22日) -
子供というのはどんな状況でも母親に愛されたいと願うものなのだな。
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こんな風に活字の密度が低い本は好きではないのだが、内容が内容だけに、これでちょうど良いのかもしれない。
ただ不謹慎ながら、これを糧にできた彼女はある意味恵まれているのだろうと思う。 -
別に面白くない。どうしてこれがベストセラーだったのか理解できない。