新装版 青が散る (上) (文春文庫) (文春文庫 み 3-22)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348229

感想・レビュー・書評

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  • ネットも携帯もない時代の大学生達の青春が羨ましく感じられます。今の利便性も捨てがたいけれど、昔の人間の情に真剣に右往左往するのもいいかなぁと思ってしまいました。

  • 昭和の青春小説。

  • 読んで良かった

  • 大阪の大学が舞台なので親近感を持って読める。
    今の大学生とは異なる点もあるが、非常に読みやすくスラスラ読める。
    下巻も楽しみ。

  • 大学時代を描いた一冊。僕も何かに打ち込むような大学生活を送れば良かったと思った。

  • 下巻にまとめています。

  • 大学生活の只中にいる自分が読むと、胸に迫るものがある。テニスというスポーツ自体をやっている身からしても、テニスの描写は面白い。上手いのと強いのは違うんだよね、うん。

  • 大阪茨木市に新設された大学。事務局まで来てなお入学手続きをするべきか否か迷っていた燎平の前に一人の娘が現れる。彼女につられるように入学手続きを済ませた燎平の、大学生活はそこから始まった…。
    青春小説そのもの。今から30年近く前の小説ながら新鮮さを感じた。自らの部活バカな日々を思い出す。
    テニスのルールを全く知らないので、結構な分量のテニスの試合の描写にはちょっと飽きたりもしたが、大学の仲間やテニス部の後輩、街中の不思議な店で知り合った個性的な面々、そして大人たち…雑多で統一感のない人々との出会いが、いかにも学生生活、青春の直中という感じがしてとても魅力的だ。

  • これこそ小説!
    読んですぐ物語に入り込めた。

    合宿中の燎平達4人が夜空を見ながら語り合うシーン、失恋した金子たちと善良亭でやけ食いするシーン、いずれも微笑ましく。なつかしくもある。

    大学関係者としては、
    「一生に二度とない、四年間もの休暇や(P228)」
    「・・・俺たちは人生の基礎を、この大学生活で作ってるんや(P307)」
    などの台詞が印象的。

    あぁすぐに下巻読もう!
    そして、昔の仲間とテニスしたくなった・・・。

  • TV版を重ねながら読んだ。りょうへい、夏子、金子、祐子、ガリバー。
    みな懐かしかった。TV版の配役は小説に沿っていたと思う。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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