陰陽師 (文春文庫 ゆ 2-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 499
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528010

感想・レビュー・書評

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  • 匂い立つ空気までもありありと感じられる文章に頭から爪先まで心酔しきってしまいました。短い、それでいて深い文章のひとつひとつから妖しい魅力が滔々と溢れて止まらない。陰陽師安倍晴明、そして友人の源博雅が折なすたおやかで美しい物語。
    遥か昔の平安の夜、こんな不思議な事件が本当にあったのではなかろうかとふと思いを馳せる。秋の夜長にオススメの小説です。

  • 昔に漫画を読んでいまして、
    何か読むものないかと図書館に行った時に、
    あーこれいつか読みたいと思ってたやつだと軽く手にしまして、

    おおはまり

    畜生、全巻かりときゃよかった…!!!!

    漫画のイメージが強すぎて、もれなく脳内で再生されます

    風景描写がうつくしい
    博雅も良き漢だ

    あなや

  • 黒川主や白比丘尼など、有名な逸話を絡めて進む第一作目。
    ゆえにゆっくり、ゆっくりと陰陽師の世界観を作ろうとしている。そんなふうに感じます。

    さらっと流れを追うのではなく、
    じっくりと世界観を楽しむ。
    そんな作品だと思います。

  • 夢枕獏による陰陽師。
    さらっと読める本。
    短編集なので短時間でも読み易いです。


    酒を飲み交わしながらの
    安倍清明と源博雅のかけ合いが
    いい雰囲気を出しています。

    「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。     の件が好きです。

  • 陰陽師はどの話も面白いと思う。
    どこから読んでも楽しいし、飽きない。
    自分はやっぱり短編ものが好きらしい。

    主人公2人の掛け合いもまた◎

  • 「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。

  • 「行こうか」「行こう」そういうことになった。↑楽しーい

  • 「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。

    素晴らしきマンネリ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「素晴らしきマンネリ。 」
      調子がズレたような感じが、逆に素晴しく良かったように思うナ。。。
      「素晴らしきマンネリ。 」
      調子がズレたような感じが、逆に素晴しく良かったように思うナ。。。
      2013/06/21
  • 陰陽師シリーズ短編集第一弾

  • 安倍晴明と源博雅の日常。
    今日も静かに鬱蒼としげる庭を眺め、
    酒と肴を酌み交わしながら、
    新たな「呪」を覗いては
    もとある姿へ解くのであった。

    依頼があり、謎を解明する。
    淡々と進む物語で、文面もそれほど混雑はせず、
    するりと読んでいける作品。
    自然描写や、ひっそりと静けさのある雰囲気は、
    特に特徴的で"陰陽師"の作品に似合うなぁと
    常々感じながら読了した。

    続編あり、また原作として映画化するとの事で、
    ひとまずこの後は映画『陰陽師0』を
    観てみようかなと考えている!








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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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