- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167602024
感想・レビュー・書評
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内容(「BOOK」データベースより)
昭和38年9月、地下鉄爆破に遭遇した週刊誌記者・村野は連続爆弾魔・草加次郎事件を取材するうちに、一人の女子高生の殺人事件の容疑者に。東京オリンピック前夜の高度成長期を駆け抜ける激動の東京を舞台に、村野の執念が追いつめたおぞましい真実とは。孤独なトップ屋の魂の遍歴を描く傑作ミステリー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
村野ミロシリーズのスピンオフ作品。
ミロの義父、村善の若かりし頃。時代は高度経済成長、ラーメン一杯四十円也。
その頃は皆が貪欲でエネルギッシュだったのだろうかと想像。本作は男の世界で硬派な感じ。
ミロの父母と村善の関係、村善がまっとうに働いていた頃、これはこれで楽しめました。 -
ミロシリーズの番外編。父親の村善が主人公。本作では引退した調査屋だったが、元々はトップ屋と呼ばれる週刊誌記者だった。どうしてそこから暴力団のお抱え調査屋になったかや、ミロの出生、母親のことも 出てくる。ミロシリーズを読んでいれば本作は楽しめると思う。
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ミロシリーズ本編より好きです。
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・単純におもしろかった。なんかの作品の前日譚らしいので
その他の作品も読みたくなった -
桐野夏生のイメージが東京島のイメージが強くこんな本格的なミステリーを書いてあるなんて思わなかった!嬉しい誤算!!!
読み応えあった。
ハラハラワクワク、またまたシリーズものだったらしく以前読んだ主役の子のお父さんの話だった!っというのもまた、あとがきで読んでゾクゾクしました!!!
他にもシリーズ出てるらしいので読みたい!!!!
面白かった!!!!じわりじわりと真実に近づくじれったい感じを飽きさせずにここまで引っ張れるのは、やはり筆力か!?うまい、ストーリーの流し方がうまい!!!!!
それに尽きます。 -
高度経済成長期の日本を舞台に週刊誌
のトップ屋と呼ばれるスクープ記者の
事件の真相を追う職業病の様な執念と
いつの時代にもある権力とジャーナリズムの
危うい戦いも事件の謎と相まって
スリリングで面白い。
解説を読んで知ったのだが、顔に降りかかる
雨の主人公村野ミロの父親と知って
ビックリ!