- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167679538
感想・レビュー・書評
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元KGBの暗殺者、公安刑事、極道、ロシアンマフィアとヤクザの暗殺にからんでそれぞれの思惑が絡み合う。視点が変わればまた立場も変わる。狙う者と狙われる者、追われる者と追いかける者、罠を仕掛けた者と罠を見破る者。さまざまに入り乱れながら、どこかで理解し合っているような展開が読んでいて面白かった。
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元KGBのヴィクトルが日本のヤクザを暗殺に来る話。いやー、公安とかヤクザとか言っている場合じゃないねー。本物ですよKGB。わくわくしました。読む順番を間違えてしまったが問題なく読めた。白夜街道へ続きます!
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元KGBの腕きき、元プロ野球選手の極道、いささかプロ意識に欠ける公安(外事課?)警察官。これらの人々が己のプライドをかけて闘い、どこかでは理解しあう。以前から狙っていた本で、やっとこさ読むことができました。人物造形の巧みさは相変わらずですね。テンポもよくて面白い。
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元KGBの主人公ということや表紙の拳銃の絵からヘビーな展開を想定していたが、そこまで重たくはなかった。元KGBのヒットマン、元プロ野球選手のヤクザ、やる気がない公安の警部補の3人の視点から描かれており、時折クロスしながら話は展開する。こういう書き方は好みです。3人のキャラ説明が充分で、特にヴィクトルについては背負ってきた重たいものが透けて見えるような。前半の倉島のやる気のないダメダメさにもあきれてしまいますし。ラストもそれぞれ再生した感があって読後感も悪くないですね。兵藤のラストについては賛否両論あるでしょうけど、私は許容範囲。暴力シーンが多すぎるのは仕方ないですかねえ。でも死人は最小限度に止められていると思います。映像化しても面白い気もしますが、ヤクザの裏部分、SEX、○○や△△の死の部分をマイルドに表現してしまっては魅力半減してしまうから、まあ無理でしょうね。エレーナってどんだけ美しいのか見てみたいですけど。
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日本でKGBの諜報活動をしていたヴィクトルは日本とソ連のハーフ。ソ連崩壊後に解雇され、食べるにも事欠くありさまだった。そこへヤクザ組長を殺す仕事が舞い込み再び日本に潜入。警視庁外事課とヤクザを相手に戦ううちに、日ソ時代の公安とKGBの秘密が明かになってくる。
殺しやとやくざと公安が絡み合って、それぞれの個性や事情もあってなかなか面白かったです。 -
熱い!そう夏だからじゃなくてこの作品は「男たちの熱いドラマ」が描かれている。
「殺し屋×ヤクザ×公安警察」と事件を巡る三者三様の男たちがそれぞれの立場で
相手に立ち向かう姿は熱すぎる!
そして暗殺を巡る事件のはずが物語が進む中で意外な
真実が見えてくる…読み終わると早く続編の「白夜街道」が読みたくなるそんな作品。 -
2007.07.10 読
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少し現実ばなれした所もある気がするけれど、一気読みしました 感想はあまりない...
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元プロ野球選手の再々就職先は、けっこう難しい技術がいるのでは、と少し心配になります。全体的にハリウッド映画的か。
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ヤクザと殺し屋と公安が徐々に接点を持って絡み合って行くさまが面白い。