ブラッド・ブラザー (文春文庫 カ 10-4)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167705961

感想・レビュー・書評

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  • カーソンシリーズ第4弾。突然連れてこられた場所ニューヨーク。訳のわからぬまま犯罪現場で惨殺死体を見せられる。死ぬ前にその人物は、記録媒体にカーソンを名指しで告げていた。カーソンももちろんその人物は知っていた。そして空港のビデオに殺されていた人物といっしょにいたのは、連続殺人鬼で収監されているはずの兄のジェレミーだった。挑発するかのように連続する猟奇的殺人。なぜ脱走してまでニューヨークで犯罪にいたるのか。狡猾で天才的なジェレミーを刑事であるカーソンは止めることができるのか。__今回は1作目、2作目と協力していたあのジェレミーが解き放たれて直接カーソンと関わりを持っていくにも注目。また、数人しか知らないカーソンの過去、(主に兄のこと)を知られないようにしながら越境での捜査をする難しさなど、ぎりぎりの行動と緊張感を持ちながらのストーリーが進むのが大変面白かった、ディーバーが好きな方にはお勧めの作品。できれば一作目から読まれたほうがいいと思う。

  • シリーズなのに気付かずにいきなり4作目を読んでしまいましたが特に問題なく堪能して読了。遡って読むつもり。シリーズ前作までは気になりつつも装丁のドクロがイヤで敬遠していたやつだ、、、、でも面白かった!事件は大変血なまぐさく、犯人は幼少の頃から筆舌尽くしがたい虐待を受けており、こんなのをウハウハと面白がっている自分をどうかと思うほどだが、面白い。登場人物の心理描写と、ストーリーの組み立て、謎ときが何層にも重なったち密な構造になっていて先が読めないままわーっと最後まで引き付けられます。ありがちな尻すぼみになることもなく、無理に強引なところも無く、大変良く出来たミステリです。しかし血なまぐさい。でも描写がそれほどしつこくないので、娯楽小説としてスッキリ読めます。読後感も爽やかです。

  • 連続殺人犯・ジェレミーが施設から脱走しニューヨークに潜伏。カーソン・ライダーは彼の弟であることを隠しつつ捜査に協力するのだが……。
    スピーディな展開の裏に隠された緻密な構成に脱帽。ある重要なシーンを冒頭に持ってくる大胆さ、周到に計算された誤導や伏線は見事としか言いようがない。カーリイ ってこんなに巧い作家だっけ?。

    シリーズの次回作への期待も高まるね♪

  • h10-図書館2022/12/15 期限延長1/12 読了1/7 返却1/9

  • 良いのだが、やはり南部舞台が。

  • 一作目しか読んでないけど、ジェレミーが大活躍ときいて二、三作目は飛ばして読んでしまった。
    それでも内容的には問題なく読めて面白かった。

    ジェレミーの過去がいろいろとわかり、だいぶ好感度が私のなかで上がった。
    実はいい人なのか?と思わせつつ、結局は最初からジェレミーの計画通りなのか?とも思わせられる。
    掴み所のない悪魔的天才でやっぱりいいキャラしてる。

    弟のカーソンのことは大事っていうのは事実なんだろうなぁと思うし、そう思いたいな。

    終盤はこのままハリウッド映画の脚本にしてもいいくらい派手で緊張感もあって楽しかった。

  • 8月22日読了。図書館。

  • 面白かった。事件の要となる兄ジェレミーを頭の中で想像する時、何故かベネディクト・カンバーバッチの顔を思い浮かべた。

  • カーソン・ライダーシリーズ4作目。クォリティーは維持されているので、5作目も読みたい。今回はカーソンの兄のジェレミーが脱獄するというありがちな設定。ジェレミーの犯罪の真相も明らかになる。

  • 2015年10月28日読了。

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