悪の教典 上 (文春文庫 き 35-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 15125
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  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167839017

感想・レビュー・書評

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  • サイコパス好きにはたまらない。
    グロテスクだけど、なぜか爽快感。

  • 文面から流血を感じる
    噂通りぐろい

    けど読む手を止めることができない

    ハマってしまう、おもしろい

  • 理想的な教師を演じていながら裏では人々を将棋の駒としか思っておらず、自分の欲を満たすためだけに軽く人も殺せる男。
    裏と表の落差のせいで余計気持ち悪い。

    私自身も自他の感情を軽視する癖があるが、感情というものは相手と平和なコミュニケーションを取るための大切なものだということをこのサイコパスのおかげで気付かされた。

    蓮実は話が進むほどやりたい放題になるのだが、数人の生徒が違和感に気づいて蓮実の本性を暴こうと動き始めたところで思わず応援する気持ちになった。
    下巻でどうか殺されずに活躍してほしい。

    ほんとに殺されないでくれ、、、

  • 再び読み返している。
    結末が分かっているだけに、上巻の持つ意味がよく伝わる。

    一見「完璧」であり「出来すぎた」教師。
    ここだけ見れば、カリスマ的存在かと思われるが、どんどん裏の顔が明かされていく。

    下巻に向けての助走のような立ち位置であり、今後の展開への期待が高まっていく作品。

  • 2021.8.30読了
    3.0
    蓮実があまりにも非人間的な為、リアリティを感じられなかった。
    私的には、蓮実より釣井の方が怖いし気持ち悪い。
    下巻はどう展開していくのだろうか、、、

  • 淡々と、冷静に話が進んでいるかと思いきや
    どんどん残虐性を増していく感じがワクワクするけれど
    結構リアルなので苦手な人もいるかもしれません。

    下巻でどんな展開が待っているのか楽しみです。

  • 人の名前を覚えることが大変。覚える癖をつけておこう。成功?に必要なことは、思考力と素早い判断力、決断力、実行力。その裏で、情報収集の努力は怠らない。周囲の人を取り込むことも大事。

  • まだ読んでいない人に言いますが、読む時は"上"と"下"両方揃えてから読み始めことをお勧めします。"上"を読むのなら、"下"も読まなくてはなりません。これは義務だと思います。何が言いたいのかというと、この作品はそれくらい覚悟がないと読めないということです。あなたはこの作品を読む度胸はありますか?

  • 評価の高いミステリー小説との事で読んでみた。犯人視点からも書かれており、この犯罪者の考えがよくわかる。この犯罪者の視点を書いている時の作者の気持ちってどうなんだろうか?とにかく読みやすく、ハマってしまった。早く下巻を読みたい。

  • 始めに映画版を観ているせいか、読んでいると情景がすごく浮かんでくる。
    青の炎もよかったが、これはさらに読みやすい。
    蓮見先生の過去に触れながら、どんどん不吉な展開になっていくのでハラハラして、先へ先へとページをめくってしまう。

    仕事で疲れていても、読みすすめた本。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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