満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~ (文春文庫 も 29-22)
- 文藝春秋 (2021年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167916381
感想・レビュー・書評
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1作目から1年程空いてしまったので前作の登場人物や話の流れなど忘れてしまっていたが、魅力的なカフェメニューと占星術に温かい物語がよく合い読みやすいシリーズ。惑星の擬人化などセーラームーン世代は心くすぐられる。蟹座のチーズフォンデュとクリームコロッケが特に美味しそう。毒親と思っていた父親との和解の話が良かった。
自分の本当の願いごとには気づいていない人が多いとの記述は頷ける。自分の月星座とその性質にも興味が湧く。占星術調べてみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作同様、迷いや悩みがある主人公達の前に突然現れ占星術によって その人の本質を見抜きアドバイスをしながら導いていく満月珈琲店。
前作からの続きが、こんなところに繋がってくるんだ!と嬉しくなるシーンなどもあり楽しく読み進める事が出来ました。
やっぱり占星術気になるけど、難しそうだなぁ。 -
シリーズ第二弾。
このシリーズの占星術パートは結構ガチなので、前作同様手元に自分の出生図(ネイタルチャート)を用意して読ませて頂きました。
(無料でネイタルチャートが出せるサイトもありますし☆)
今回は太陽星座は勿論、特に月星座とASC(アセンダント)に重点を置いてリーディングしていて、中でもASCを“前世から培われた標準装備的な資質”との解釈しているのには“なるほど~!”と膝を打ちたくなりました。
肝心のストーリーの方も、心温まるええ話で、個人的に第二章に登場した小雪さんに共感する部分が多くて色々グッときました(太陽星座が射手座というのも私と一緒ですし)。
彼女に訪れるサプライズも素敵で、「本当の願いごと」に気づけた事で心が浄化されたようで何よりでした。
そして、サプライズといえば第三章で、前作に登場したキャラクターが驚きの再登場をして、“まさか、こういう繋がりがあったとはね!”と、思わずテンションが上がりました。確執があった父親との和解を経てのハッピーエンドに胸がいっぱいです。
美麗なイラストで描かれる極上のスイーツも、美味しそうなものばかりで、そこも魅力ですね。
※※↓↓一部抜粋して音読しています♪↓↓
https://youtu.be/jCjTV6xB-3k -
シリーズ2作目もとても読みやすかった。そして、1作目よりさらに素敵なお話でした。
2作目は家族をテーマとしたものが多かった気がする。だからなのか1作目より涙する感動的なストーリーだった。
自分の本当の願い事。これを知ること。難しいけど、自分を見つめ直すいいきっかけになりそう。
3作目もとっても楽しみ。 -
今回も美味しそうでした。本当の願いごとがわかって生きている人は少ないのかもしれません。
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前作より身近に感じた。「そうか。」と自分も思った。
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文章が気持ちいいですね。自然に気持ちに入ってきます。前作との絡みも素敵でした。既に嫁いでいる娘を持つ父親としては泣けます。電車の中でMomentum から流れるブラームスにも煽られて、泣きながら読ませてもらいました。向かいの席の人の視線を気にしながら。あっ、居眠りしてるわ
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迷っている人にそっと寄り添ってくれる、満月珈琲店。
それぞれ抱えた物を持っていて、それに対してさり気なくアドバイスしてくれて迷いを解消してくれる優しい話ばかりで、読了後はホッとした気持ちになれました。
お気に入りは「蟹座〜」。聡美の本当に欲しかった願いが叶って良かったです。