満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~ (文春文庫 も 29-22)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167916381

感想・レビュー・書評

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  • 「満月珈琲店の星詠み」続編。かわいらしく美味しそうなイラストに惹かれつつ、占星術にも興味をもつきっかけになった本。
    自分の本当の願いごとは、知っているようでいて、自分の中の奥底に隠してしまって、分からなくなっている…
    優しい物語とイラストで、癒されました。

  • 月に2回ほど、満月か新月の時に現れる「満月珈琲店」
    お客がメニューを選ぶのではなく、店側がその人にあったメニューを提供する。また、人生に悩んでいるお客を占星術で解決へと導いてくれる。今宵も様々な人達を癒していきます。

    シリーズ2作目ということで、前作も読みましたが、今回は「メニュー」や「占星術」の紹介を控えめにして、お客側の抱える悩みを中心に描いている印象でした。
    三人の女性たちが抱える様々な悩み。
    三人の関係は、職場の仕事仲間や義理の姉など前作よりも近しい関係でした。一人一人にスポットを当て、「満月珈琲店」はどう対応していくのか優しく対応してくれます。

    シュミレーションゲームに出てきそうな擬人化されたキャラクターのような人物が登場するので、どっちかというとファンタジー小説を読んでいる感覚がありました。

    また、メニューのイラストも幻想的に美味しそうで惹かれますし、占星術も優しく解説してくれます。

    なかなか自分だけでは解決できないものもあります。「相手に伝える」ことで今まで発見できなかった部分もあるかもしれません。
    自分に正直に生きてみることが大切であると改めて感じた作品でした。

  • 1作目で衝撃を受けてから少し時間が空いて2作目を手に取りました。影響されてホロスコープやら占星術も調べてみたり。こういった「現実世界の中に一点だけファンタジー要素」がある作品は結構好きです。

    「本当の願い事なら叶う力を持っている。」
    「自分の本当の願いは知っているようで自分の奥底に隠してしまって分からなくなっている人が多い。」この辺りの言葉はとても響きました。


    ただ、1作目の登場人物の方が人生に悩んでる度合いが強く、その中で満月珈琲店が現れるインパクトがあった。今作は身近な悩みを抱えている女性たちが訪れたが、切羽詰まった大きな悩みというよりも今までの人生でのモヤモヤが積もった感じ(それも大事な悩みにはなるけど!)

    その後の展開も弱くやや抑揚に欠ける印象でした。

  • 主に電車の中で読みました。本当の願い事が何か、私もわかっていないかもしれません。

  • 望月麻衣『満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~』
    2021年 文春文庫(文藝春秋)

    『満月珈琲店の星詠み』の第2弾。
    前作同様に西洋占星術をモチーフにしていますが、人とのつながり、特に本作は家族愛が大きく描かれた温かい作品でした。
    単独主人公の続編だとその成長記や時間経過などでも紡いでいても興味ある作品になりますが、本作のような連絡短編集的な物語だと安易な続編や代り映えのしないものになりがちなのですが、構築、プロット形成が素晴らしかったです!
    1作目よりも読み進めているときのドキドキ感が強くなっているし、倒置法的章立てなどもリズムと緊張感もあっておもしろかったです。
    そして第1作で登場した方々もここでつながっているのか!というお宝感もあり、とても楽しかったです。
    読後感の心の温まりも素敵でした。
    シリーズとして3作目、4作目もすでに刊行されているので購入済。そして来月12月には5作目の新刊も発売されるとのことでとても楽しみです。

    #望月麻衣
    #満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~
    #桜田千尋
    #文春文庫
    #文藝春秋
    #読了

  • 今回も面白く、占星術の事が前回よりわかりやすかったです。また、前回の登場人物との関わりも出てきて、話の深みが増してていいなと思いました。お酒にも花言葉のようなものがあるのは初めて知りました。占星術以外にも興味が湧く内容でした。自分もお酒飲みながら、夜空を見たくなりました。

  • 安心して読めて、穏やかな気持ちになれる本だった。

  • 満月珈琲店の星読み、2冊目!
    朝2時間ぐらいで読み終えてしまった♪
    やっぱり満月珈琲店で出してくれるスイーツが美味しそう!射手座のりんご飴が食べたいな!
    今回はそれぞれの恋人や家族との関係に悩む人たちに、マスターや星の遣いの猫たちが、本当の願いに気付けるように導いていて、心が温かくなった!
    そして、続編だから前回出てきた登場人物の家族の話も出てきて、こことここが繋がってたのかー!っとなる続編ならではの楽しみもあって良きでした!

  • 本当の願い事、知りたい。
    自分を知りたい。
    ちょっと怖いけど、やっぱり出生図、
    詠んでもらいたい。

  • 4.4

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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