ハウルの動く城2 アブダラと空飛ぶ絨毯 (ハウルの動く城 2)

著者 : ダイアナ・ウィンジョーンズ 西村醇子

• 徳間書店 (1997年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[大吉堂さんの感想 · 2012年5月16日]

「ハウル」の姉妹編。だけど全く別の話なんじゃないの？　と思わせておいて、こう繋げるとは！？
出て来る登場人物どれもかもアクとクセが強いです。そんな中で主人公アブダラは気弱で美辞麗句が得意な不幸体質というていたらく。でも真っ直ぐなんですよね。その真っ直ぐさがクセの強い物語を引っ張っていくのだから面白いです。さらわれた姫を救い出すため悪戦苦闘する姿もかっこいいですよ。アラビアンナイトのような世界感も素敵ですね。

[yuko0802さんの感想 · 2012年4月17日]

ハウルの動く城の特別編。
ファンタジーらしい内容。
ハッピーエンド。
本編よりもわかりやすい話。

[lulainさんの感想 · 2012年4月4日]

すっかりハウル憑いて、この際とばかりに一気読みしてしまいました(^^ゞ
とにかく面白かったです。アラビアの世界観がエキゾチックで
最初の場面から惹き込まれました。

ひねくれ者で悪意たっぷりなジンニーのやり口がまた傑作だし(笑)
それで最後の最後の大演団でまた楽しませてもらえます。
誰が誰だか知った上で読み返すのも面白いかも？

[菊弐さんの感想 · 2012年2月19日]

前作読んだ方はこちらも読んだ方がなお楽しいかと！
後半からどんでん返し、ハウル一家の災難でもあるので必見かなあと思います。

[シロイ・ケイキさんの感想 · 2012年2月1日]

前作の主人公たちが他の人間から見ればこんなにクセが強いのね、と実感出来るのが楽しい。

[mmaechiさんの感想 · 2012年1月25日]

ハウルの動く城の「姉妹本」。主人公は、魔法使いハウルじゃなくて、タイトル通り絨毯商人のアブダラ。
アラジンと魔法のランプを元にして作られたファンタジー。
児童書コーナーにあったけど結構ボリュームがあるので、大人でも充分楽しめる。
そして相変わらず面白すぎる！登場人物全員が全員生き生きしていて、描写もくどくないのに場面の雰囲気を思い浮かべやすい。
巻末に描いてある作者からのメッセージも良かった。
本当は巻頭用かな？と思ったけど、ネタばれ気味なので最後に付けてくれてよかった。
兵士はジュードロウで、ダルゼルはオーランドブルームで実写化してほしい！

[haaamiさんの感想 · 2012年1月19日]

ハウルの続編！
小説が苦手なわたしでも面白く読める。
けど描写とか時々長く感じてしまうのは私の乏しい想像力のせいかな　笑。
宮崎アニメのハウルとソフィーが好きな私からしたら、
２人がでてこないのはちょっとさみしいな。

[みゆき2525さんの感想 · 2011年12月7日]

ハウルの続編にあたる作品。
女性の強さと賢さ、従来のヒロイン観を覆す夜咲く花がとてもすき。
文化の違いを柔軟に受け入れて行くアブダラにも、好感を持って、何度も読み返してる作品。

[いちふじさんの感想 · 2011年11月16日]

最初はハウルシリーズなのにハウルやソフィーが出てこないのでいまいちかと思いきや…いいどんでん返しがあります(笑)思い返せば確かに…とにやりとすること間違いなしｗ前作の『魔法使いハウルと火の悪魔』を読んでから読むことをオススメします。

[アヤメさんの感想 · 2011年10月7日]

ハウルの続編!
と、またハウルとソフィに会えると喜んで購入した。
…が、彼らが全然出てこない、出てこない…(笑)
今回の主役がハウルでもソフィでもない、前作では出てこない新しい主人公。
魔法が普通にある世界で、絨毯商人が姫を救うために奮闘する。

中盤でようやくソフィーが出てきて、ハウルとソフィーの息子が産まれる。
ソフィーの髪色が金髪、と書いていたと思うのだけど、ハウルに合わせて染めたんだと思うと顔が緩んで仕方がない。

素敵な終わり方で、とても可愛い物語だった。

著者プロフィール

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ（Diana Wynne Jones）
1934年8月16日 - 2011年3月26日
イギリスのファンタジー作家で、子ども向けの独創的なファンタジー小説を記す。代表作に『ハウルの動く城』『大魔法使いクレストマンシー』のシリーズがある。
2004年に『魔法使いハウルと火の悪魔』が宮崎駿監督・スタジオジブリ作品「ハウルの動く城」として映画化され、日本でも広く知られるに至る。