求愛

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198622251

感想・レビュー・書評

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  • 殺されてしまった友人の真相を求めて、主人公が行動を起こす話です。面白かった。

  • 全く面白くなかった

  • *フリーランスの翻訳者・弘美は、親友の死の真相をつきとめたことをきっかけに、探偵事務所の調査員となる。ささやかな毎日を懸命に生きる女たちと関わって、弘美自身が掴んだ人生の真実とは…*
    うーん。悪くはない。一見、ストーリーも充実して面白げ。だけど、なんだか入ってこない。なんだかじっとり湿った感じの作品だった。「求愛」の表題もとって付けた感ありありでした。

  • 憎悪とはたぶんもともと理不尽な感情なのに違いない。誰かが誰かを憎み、復讐をはたせば、またその行為を別の誰かが憎んで復讐する。憎悪の連鎖はどこかで憎しみを飲みこみ、乗り越えなければいつまでたっても止まることができない。

  • くしくも、これも復讐の話。
    はたからみたら、理不尽な恨み方かもしれないけど、本人からみたら理屈が通ってんだよな…
    昔読んだ気もするけど、全然覚えてなくてびっくり。

  • フリーの翻訳家、小林弘美が友達を亡くしたことをきっかけに事件を2つ解決し、私立探偵になるお話。
    短編毎に読みきりになっていますが、最後までで弘美の変化が描かれています。

  • 再読。連作短編集。
    親友の死をきっかけに探偵事務所の調査員となった主人公が、事件を解決しながら探偵という仕事の意味、つまりは生きる意味を自問自答していく。
    結局、生きる意味は本人で見つけるもの。
    さらっと読めてあまり印象には残らない。
    最終章の調査員となった目的である真の犯人探しもあっさりしていた。

  • 恋愛小説ではなく推理小説でした。

    う〜ん。。。。主人公が自責の念から私立探偵になるとこまでは分かるのですが、

    そこから始まる主人公の葛藤。誇れない仕事をしている自分。。。正しいの?ここは痛かった。主人公がかわいそうで。。

    そんな風に疑問を抱きながらそれでも続ける仕事もあるのだよね。。。誰でも自分の仕事に100パーセント満足は出来ないだろう。

    それでも突き動かされる何かにもがく主人公。。。結局なぜこの仕事に向いてる理由も分からず、これからも捜し求めていく形で終わってます。。。

    最後は新しい恋愛を匂わせて。。。それだけが唯一の救いにはなってたのかな。。。

  • 雨が冷たい。もう夏なのに。



    女性の執着心と狂気。たぶんそれは愛情に限りなく近い。
    なのに最後で間違えてしまった。そんな気持ち。

    初めの章は入り込みやすくて、なるほど!って感じなのに最後に急いだ感じがするのと、無理やり感がどうしても残る。
    文章はとても読みやすいです。

  • 弘美が親友の事件をきっかけに探偵事務所の捜査員になる過程は
    おもしろかった
    捜査員となってからも弘美の感性に羨ましさを感じましたが
    その感性ゆえ人の心に隠された思いが分かった時
    弘美と同じように切なく、悲しい気持ちになりました

    少しずつ弘美が強くなっていく様子が見れ
    同僚の梶本との関係も少なからず期待してしまいました
    続編を読みたいです。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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