激流〈上〉 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198929435

感想・レビュー・書評

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  • 「2014年 POPコンテスト」

    所蔵なし

  • -

  • 修学旅行中に仲間の一人が失踪してしまった同級生たちが20年後に再会。登場人物が多いので何度も行きつ戻りつして読んだが、多感な時代を振り返りつつ、今が描かれていてなかなか興味深かった。 最終シーンでたかこが事件に巻き込まれた模様。図書館に予約しているが下巻が待ち遠しい。

  • 面白かった、けど、長い!
    修学旅行中に失踪した女生徒の謎を、20年後のクラスメート達が明らかにしていくサスペンスミステリー

    ひとつ残念な事は下巻で明かされる真相がそれまでのストーリ展開との結びつきが弱いところ(笑)
    普通、ミステリーと言えば、登場人物の中でいろいろ伏線張られていて、いよいよ真相が明かされた時に、
    「まさか、この人が?」
    って伏線が回収されるパターンですが、ちょっとその展開ではありませんでした。

    さて、ストーリとしては上巻では、
    京都の修学旅行中に7人で行動していた中学生達。
    バスで移動中、冬葉が一人で降りて、失踪してしまいます。
    なぜ、彼女は失踪したのか?
    そして、20年後、35歳になった6人に、
    「私を憶えていますか? 冬葉」
    と送られてきたメール。
    そのメールは本人からなのか?
    そのメールをきっかけに再開した6人の現状の生活が明らかになるとともに、不可解な事件が襲いかかります。

    バリバリの編集者になっていた圭子は小説家の生原稿を紛失する事件に巻き込まれます。
    離婚しようとしている旦那の嫌がらせなのか?
    セレブの専業主婦となった美人の貴子は主婦売春。
    芸能人となった美弥は薬にも手を出してしまって、一時的に落ちぶれている状態。
    エリート銀行員になった豊は左遷されていると同時に、ストーカの女に悩まされています。
    警視庁の捜査一課の刑事になった耕司は美弥の当時の薬の売人を殺人犯として捜査中

    それぞれの人生が語られながら、冬葉の謎にかかわっていきます。

  • まず、ドラマがありきで読んだ本。大人だからこそ、気持ちがヒリヒリする感覚になるのかもしれない。

  • 登場人物が多いなあ。なかなか覚えられない(笑)。

  • 本屋のPOPをみて読んだ本。中学生の修学旅行の途中で行方不明になった同級生。その後20年のときを経て失踪した同級生からのメールが届く。それを機に同級生に不可解な事件に巻き込まれる。前置きが長い、上巻の謎が気になる。果たして結末は…

  • 中学校の修学旅行中に忽然と姿を消した少女。20年後、同じ班だった男女に彼女からメールが…。掴みは抜群。
    ただこのミステリ調の掴みがメインプロットではあるが、成長した男女6人の現在の生活も濃厚に描きこまれていて、ここらがやや冗長な感じはする。
    それぞれが成長し大きく変化しているのはわかるが、あまりにも極端な6人でもあり、その分、その日常の描写が結構なページ数割かれているので、話の展開はゆっくりめ。
    色々な人間関係も絡んできているので、下巻の展開に期待。

  • 学生時代の失踪してしまった友人からの
    突然のメール・・まるで幽霊みたいな始まりで、
    同級生との複雑な人間関係が明らかになる。
    複雑だけど面白い話だと思いました。

  • それぞれの人生に起きている波風が絡み合いながら、謎の失踪と謎のメールの起こす波紋が激流になっていくのか?
    ひきこまれます。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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