- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784274068560
作品紹介・あらすじ
アジャイルサムライ-それはソフトウェアを顧客に届ける猛々しきプロフェッショナルだ。本書では、圧倒的なアジャイルプロジェクトの姿を見せる。
感想・レビュー・書評
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Xでバズってたので再読。あのページ、著者は外国の方だからそこまで意識していないはずだけど、日本にソードマスターヤマトのミームがあるから素材として最高だなw
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アジャイル開発学習のため購入。
必要な知識の網羅性は高いと思うが、洋書ならではの言い回しや例えに抵抗を感じた。 -
身に覚えがあるような、チーム開発で陥りがちな悪しき状況をうまく描写していて、苦々しい気持ちになりながらも読み進めていった。
RUNNING LEANとほぼ同時に読んでいたけど、こちらのほうが、いわゆる「現場」をよく表現している。RUNNING LEANはビジネス寄りな印象だった。
ユニットテストやらTDDのところは飛ばし気味に読んだけど、技術的負債をどうやって返済していくのが理想的か、みたいなところまで踏み込んで言及していたのが印象的だった。
開発者必携だと思う。 -
仕事でアジャイル開発に取り組むことになり、2周目を読み終えました。
圧倒的に2周目の方が噛みごたえがあり、サムライが登場したり、キャッチーな語り口といったいわゆるハードルを下げる工夫と骨太な本質が両立していて、内容も網羅的な名著。
「インセプションデッキ」「マスターストーリーリスト」「ユーザー計画ミーティング」などオリジナルの概念も紹介され、これは「どのように開発するかは自分次第だ」という著者の思想を体現しているように思える。
それにしても、後書きを読んで気づいたのだが、文章のところどころに挟まれたアジャイル開発の原則が、アジャイルソフトウェア開発の12の原則そのまんまだったなんて!素晴らしい。 -
アジャイル採用してないから関係ない。
どんな開発プロセスを使っていてもそんな言い訳はしないで読んだ方がいい。
TDD、TiDD、CIの概要もフォローしている。
内容は言うまでもないとして本書が優れている点は以下の通り
•小サイズ、300P程度で携帯性に優れている
•5-6時間で読める
•取得言語に関係なく読める(簡単なC#は記載されてるが平気)
•訳がとても読みやすい
外食一回ガマンすれば買える値段なのでぜひ買うべき -
陽気な達人プログラマーに教えてもらった気分だった。
めっちゃいいです!
いきなりページを開くと(厳密には数ページだけど)
1. 君は学ぶことが心から好きだ。
2. 君はソフトウェアのことを大切に思っている
めちゃくちゃ歓迎ムードである笑
いろいろ面白い内容が盛り沢山だったけど印象的なところだけ上げておく(なるべくソフトウェア開発以外にも通ずるような部分を、、、)
1. チームメンバーを探すコツ
・ゼネラリスト
→なんでもそつなくこなせる人。器用貧乏⁈)
・曖昧な状況に抵抗がない人
→どっしりと構えてくれる、臨機応変
・我をはらないチームプレイヤー
→ありのままの姿で、調和できるように
2. エレベーターピッチ
エレベーターで一緒に乗った友達に自分の仕事を30秒で説明してみよう
3. どのリスクには取り組む価値があって、そうじゃないのらどれなのかを決める
→願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ -ニーバーの祈り-
4. 計画の立て方
・顧客にとって価値ある成果を届けられる計画
・わかりやすく、ありのままを伝える、誠実な計画
・約束したことを守り続けられる計画
・必要に応じて変更できる計画
5. 本当に重要なものだけをまずは実装
ここまで読んでいただきありがとうございます。
でもアジャイルって一体なんやねん!と思った方は是非読んでみてください。
読んだその日からあなたも私もアジャイルです。 -
あじゃいるかいはつってなあに?がわかる。
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チームメンバーはこれで概要を把握してもらって、プロセスを具体的に引っ張るリーダーは「アジャイルな見積りと計画づくり」などで補完。
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タイトルにこそ「アジャイル」という文字が含まれてますが、アジャイル云々は置いといてソフトウェア開発に携わる全ての人は一度は読んでおくと良いでしょう。
個人的なお気に入りは「インセプションデッキ」と「見積り」の2つ。
インセプションデッキはPMBOKにおける「プロジェクト憲章」の軽量版と言ってよく、プロジェクトの全体像をステークホルダーと共有するのにちょうどよい手軽さで取り組めそうです。(まさに「みんなをバスに乗せる」)
アジャイルな計画づくりの中でも相対見積の考え方は特に斬新でした。上手く応用できれば、チームの生産性や進捗をシンプルに測ることができるだけでなく、プロジェクトの状況を覆い隠すことなく関係者と共有することができるのではないでしょうか。
15章の最後にあった「アジャイル開発は旅そのものであって、目的地ではない」という一文が、キーワードやプラクティスを追従するのではなく、顧客に価値を届けることと改善のための努力を続けることがアジャイルの本質なのだということを表していると思います。 -
翻訳本にありがちな軽快さですが、内容には十分な重みを感じました。
メソドロジーとしては、ウォーターフォールどっぷり、アジャイル未体験な私ですが、スピリットとしては、これまでのシステム屋生活の中で経験したり、意識してきたものも含まれていました。
筆者が言うように・・・「これまでの歴史の中で、時の流れとともに積み重なってきた数々の問題が、私たちの行く手を邪魔することもある」・・・それを解決するひとつの解がアジャイルだと再認識しました。
でも・・・「アジャイルであるかなんて気にしない」「キーワードでソフトウェア開発できない」・・・そのとおりだと思います。
「システム開発はわくわくするもののはず」・・・そうなんですよね・・・
「アジャイル サムライ」を目指して頑張りたいと思いました。