サラダ記念日

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309004709

感想・レビュー・書評

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  • 当時、私が好きだったのは

    線を引く ページ破れるほど強く
    「信じることなく愛する」という

    揺れ動く気持ちや
    情景を鮮やかに切り取るような表現が素晴らしく
    天才だと思った


  • 30年ぶりに読み返したけど、やっぱりいいね。携帯電話がなかったあの日に帰りたい。あの時代に生きた人にしかわからないかな。

    こういう本が何百年後かに万葉集みたいに、あの時代の人の生きざまを伝える古典になっていくのかな。

  • 17/10/01 (67)
    『会うまでの時間』を読んだのでこれで俵さんは二冊目。ふっきれたと思っていたけど読んだらまた切なさがちくちくしてきちゃう歌があったり。きゅん。

    ・一年は短いけれど一日は長いと思っている誕生日(P15)

    ・地下鉄の出口に立ちて今我を迎える人のなきことふいに(P117)

  • キュンとなる。

  • 2017年01月25日曜読了。

    この味が いいねと君が 言ったから 七月六日は サラダ記念日

    一年は 短いけれど 一日は 長いと思って いる誕生日

    手紙には 愛あふれたり その愛は 消印の日の そのときの愛

    四つ目の 誘い断る 日曜に なんにもしたい 私の時間

    青春と いう字を書いて 横線の 多いことのみ なぜか気になる

    会うまでの 時間たっぷり 浴びたくて 各駅停車で 新宿に行く

    五分間 テレビ出演 する我の ために買われし ビデオ一式

    さくらさくら さくら咲き初め 咲き終り なにもなかった ような公園

    金曜の 六時に君と 会うために 始まっている 月曜の朝

    色褪せない万智さんの作品たち...

  •  
    ── 俵 万智《サラダ記念日 19870508 河出書房新社》第一歌集
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4309004709
     
    ♪「『この味がいいね』と 君が言ったから七月六日はサラダ記念日」
    ♀俵 万智      歌人 19621231 大阪 /
    ────────────────────────────────
    ♀山尾 志桜里 民進党議員 19740724 仙台 /20160327 政調会長
    /20160229 国会質問 20161201 授賞式
     |
    『この句がいいね』と君が言ったから二月十五日は「日本死ね」記念日。
    ♪匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね』が新語流行語大賞の部門賞
    http://anond.hatelabo.jp/20160215171759
     
    20161210 俵 万智氏が Twitter上で「日本死ね」を選考した件に言及。
    20161201 に発表された「2016ユーキャン新語・流行語大賞」で トップ
    テンに「保育園落ちた日本死ね」が選ばれた件が物議を呼んだ。
     なかには審査員を務めた俵氏に「俵万智さんが選んだとは思いたくない」
    などと、失望する意見も寄せられているようだ。
    http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1481425511/-100
     
    (20161211)
     

    • adlibさん
      (いまどきの)現代人は、長文を理解できず、一行だけ読みかじって、
      好き嫌いを決め、「いいね」マークが多ければ、支持されたことになる。
      ♪...
      (いまどきの)現代人は、長文を理解できず、一行だけ読みかじって、
      好き嫌いを決め、「いいね」マークが多ければ、支持されたことになる。
      ♪「『このサラダいいね』と 君が言ったから七月六日はイイネ記念日」
      http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4309004709
       
       記念日鬱病
      https://tx696ditjpdl.blog.fc2.com/?q=%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%97%A5%E9%AC%B1%E7%97%85
      2020/01/13
  • 「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの
    一瞬で万智ちゃんワールドの虜になった、一冊。25歳秋、母に借りて読みました。
    五七五31文字で頭の中にすごい世界が広がる。
    自分と重なる風景だったり、想像してクスっと笑える様子だったり。
    もう一句、もう一句、とどんどん読みたくなっていきます。
    俵万智さんというひとの世界観に一瞬で吸い込まれて、もっと知りたい!というきっかけになる一冊です。
    何度読んでも素敵!

  • 【つぶやきブックレビュー】記念日なんて、言ったもん勝ち?!

    http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN0125583X

    所蔵情報:
    品川図書館 911.1/Ta97

    ---

    読書マラソン感想カードより:

    俵万智の短歌集。内容は恋愛から家族、季節などさまざまなものがモチーフとなっている。若者の視点からの歌なので共感できる部分が多い。

    オススメ度:
    ★★★☆☆

    かきつばた(海洋生物資源学科)

  • すべてが衝撃的すぎて、何を書いていいかわからない。読みはじめると、展開が気になって早く読み終わりたい衝動に駆られる。それが本だと思っていた。でも、この短歌集はちがう。読み終わりたくない。こんな本に出会ったのは、はじめてだ。

  • うーん

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著者プロフィール

1987年の第1歌集《サラダ記念日》はベストセラー。歌集に《かぜのてのひら》《チョコレート革命》《プーさんの鼻》《オレがマリオ》《未来のサイズ》《アボカドの種》、評伝《牧水の恋》、エッセイ《青の国、うたの国》など。2022年、短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。

「2023年 『旅の人、島の人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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