サラダ記念日

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309004709

感想・レビュー・書評

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  • かわいい。恋の短歌。
    俵万智そのものってかんじ。
    サラダ記念日をよむだけで、俵万智自身を好きになってしまう。
    わたしと同じ年の頃、彼女が詠んだ恋の短歌。
    きっと女の子は好きだろう。共感するだろう。
    こんな可愛らしい女性になりたい。

  • あとがきを読んで俵さんの出会いを引き寄せる力の強さ、まさに時代の申し子だと思いました。

  • 教科書にいくつか載っていたりもするが、詩集としてまとまった状態で読むと違った感じがする

  • すがすがしい話し言葉が心地よい短歌。
    ほかの口語定型文と比べても、読後感がさわやかなところが良いと思います。
    今風のみずみずしさにあふれています。

    読まれている歌も何気ない日常であったり、恋人を想う気持ちだったり、普通の感覚がふんだんに読まれています。

    私も教壇に立っているので、
    「ようやっと名前覚えし子どもらの答案それぞれの表情を持つ」
    みたいな短歌はとても共感できました。

    5・7・5・7・7の定型にはなっているけれど、リズム感を得ていないようなものもあったように思います。
    私自身があんまり和歌に親しみがないのもあるのかなあ。

    文を寄せている佐々木さんが「嫁さんになれよ」のくだりを失恋の歌に数えていたので、ちょっとびっくり。
    日常的なシチュエーションでプロポーズされて戸惑っている歌かと思っていたんですけど・・・(;・∀・)

  • 思っていたよりも直接的でリアルタイムな歌たち。
    でも、大いに評価される理由はやはりわからない。

  • カテゴリは文学というか、本当は短歌ですが・・・


    タイトルのサラダ記念日は7月6日です。

  • 恋愛中の女の人のちょっとした気持ちがとてもきれいに短歌となって詠まれています。
    この本を読んでいくと恋愛って女の人にとって日々の生活がワクワクしたものになるんだなと、思います。

    くつろぎながら家で又カフェでのんびりと読むと時間がゆったりと流れますよ。

  • 会うまでの時間をたっぷり浴びたくて各駅停車で新宿へ行く
    今我を待たせてしまっている君の胸の痛みを思って待とう

    お気に入り。いいなー。

  • 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日


    この日、車に乗ると…

    「今日は、サラダ記念日です!」

    って…カーナビ君が喋ったんですよ。
    毎日、「今日は○○の日です」とか言ってるんですけどね、彼。


    懐かし~い!
    と、思って…図書館で借りて来ました。

    この本が出版されたのは、高3なのかな?
    たぶん、かなりブームだったから…大学生の頃読んだのでは?

    その頃…
    俵万智って、高校の国語の先生だったんじゃないかな?
    それで…これ読んで…思ったのは…
    教師という硬い職業なのに…
    ずいぶん、いろんな人とお付き合いしてるのね~可愛いもんな~

  • 1987年刊。このころ読んだ気がするが、よくわからなかった。
    読みながら歌っている自分がある。まさに「歌」。
    短歌というと2回読まないと はっきりわかならないが、1回ですーっと胸に響く。

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著者プロフィール

1987年の第1歌集《サラダ記念日》はベストセラー。歌集に《かぜのてのひら》《チョコレート革命》《プーさんの鼻》《オレがマリオ》《未来のサイズ》《アボカドの種》、評伝《牧水の恋》、エッセイ《青の国、うたの国》など。2022年、短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。

「2023年 『旅の人、島の人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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