- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309004709
感想・レビュー・書評
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短歌好きで、いろいろ集めて、読んできたけど、
なんか、ようやく、本当のところの良さがこの本でわかった気がする、すごいなあ、名作で良作です。
文字を目で追って、頭の中で短歌の音と一緒に読んでみて、無駄を限りなく削ぎ落として伝えてくるものに、胸がぎゅーとなって、素敵だなあってしみじみなる。
思い出はミックスベジタブルのよう
けれど解凍してはいけない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めちゃめちゃよかった。
有名な表題のサラダ記念日の歌も、恋愛の歌も、日常の歌も。
読むとその時の万智さんの心情がすっと入ってくる感じ。
どうしてこんなにきれいに31音にまとめられるんだろう。
今作は俵万智さん20代前半の作品だったから、
次は今の私と同じくらいの歳に作られた作品を読みたいと思った。 -
2023.12.26
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俵万智さんの代表作。31字で物語が立ち上がってくる短歌が、素養はないのだけどとっても好き。
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やっと読めた。今ある短歌ブーム(?)の先頭を走っているような本だと思っているので、ずっと読みたかった。こんなにもすらすらと恋愛のことだけを書いていいの?とちょっとびっくりするくらい恋愛にまっすぐむきあった歌集。すごい。そして万智さん、サザンすきだなあ。「嫁さんになれよだなんて缶チューハイ2本で言ってしまっていいの」とか、響きとか語感、好きです。さらっと読めました。
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「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」
自分の誕生日がサラダ記念日と知って読んでみました。
皆さんが知ってる記念日が自分の誕生日でちょっと誇らしいです。 -
短歌に興味を持ち始めたので歌集を探していた時に見つけた。
見つけたと言っても、国語の教科書にも載っているような、かの有名な歌集なので、
どちらかというと、おお、これが本物のサラダ記念日か、みたいな気持ちだった。
280万部も売れたという超ベストセラー歌集なので、いくつか知っている歌もある分馴染みやすいと思う。
俵万智が20歳〜24歳くらいまでに詠んだ短歌たちなので、若い女性の感性が溢れる内容。
でも同じような年頃に、同じ景色を見ていても、私にはこれを同じように切り取れるかなぁ、と、思ってしまう。
短歌にならなければなんてことない日、で過ぎてしまう日常を丁寧にスナップしていったような歌集だった。 -
1987年5月8日に出版された、著者の処女歌集です。
久しぶりに読みたくなって、図書館で借りて読みました。
20~24歳の頃の短歌から430余首を選んだ、とのことで、若々しい恋の歌がいっぱいです。
ちなみに、借りた本には「1990年7月10日 372版発行」って書かれていて、ビックリしました。