すみなれたからだで

著者 :
  • 河出書房新社
3.34
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本棚登録 : 576
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025070

感想・レビュー・書評

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  • 面白い話しもあれば、そうでない話しもあった。
    ちょっと過激すぎないかな?

  • 短編集。「猫と春」が一番好きだ。「いわし」という名前の猫が登場するのは村上春樹だが、こちらは「うるめ」という名前の猫が出てきます。

  • ☆評価迷い中。

    随分バラエティに富んだ小説だな。と思ったら、やっぱり掲載されたところが全然違う短編小説たちなんですね。共通する「からだ」と「エロ」はあるけど、とても広い、バラエティに富んでる感じがします(私には)。
    女性のエロい小説は好きですが、バイタルサインはちょっと・・・この短編は、この本の中に入れないほうが、個人的には良かったと思います。

    父を山に棄てに行く、と、猫と春、がとてもよかった。この2作だけなら☆5つ。
    インフルエンザの左岸から、も好き。
    ・・・バイタルサインがなぁ・・・・。エロかグロ?下品な感じが鼻につく?・・・若い小娘のエロならエロで、もっとマルグリット・デュラスばりの濃厚さと哀しさが欲しいけど、この題材は女郎もんか長編小説でなければ描けないのかもしれません。
    とにかく、バイタルサインが個人的に嫌いで(作家ファンな方スイマセン)☆評価は迷い中です。

  • 2017.09.18
    R18だけど、これが女性なのかなあ…

  • 「生」と「性」と「死」を読者に問いかける
    短編集。

  • タイトルのひらがなが気になって、アナグラムを試みたら「みなれたからだです」になった。‥‥見慣れた体です。…意味あるんだろか。
    エロいしグイグイくる感じはあるのだが、やはり短編だとエロい部分だけが際立って、グイグイ引き込まれないままになってしまうような気がする。この方の文章は長編のほうが好き。

  • どの話も少しさみしい。それでもみんな生きてきたし、これからも生きていく。猫と春が一番好き。

  • 2017.7.6


  • 年代別の恋愛。今回は短編集なのでサクサク読めた。最後の「猫と春」が一番好きな話

  • 短編集。
    著者の真骨頂、生と性の話色々。
    各ストーリーが、まるで違う話なので、1冊でたっぷり楽しめた感じ、楽しい読書でした。
    性描写が濃いめなことは、毎度気にはなりますが、とても読みやすく、好きな作家さんです。

    インフルエンザの左岸から…老人介護施設で亡くなった父親の話
    朧月夜のスーヴェニア…戦争時の恋愛を思い出す痴呆気味の老婆の話

    が好きでした。

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著者プロフィール

1965年東京生まれ。2009年『ミクマリ』で、「女による女のためのR-18文学賞大賞」を受賞。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、「本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10」第1位、「本屋大賞」第2位に選ばれる。12年『晴天の迷いクジラ』で「山田風太郎賞」を受賞。19年『トリニティ』で「織田作之助賞」、22年『夜に星を放つ』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『アニバーサリー』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『私は女になりたい』『ははのれんあい』『朔が満ちる』等がある。

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