オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1)
- 河出書房新社 (2007年11月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309709413
感想・レビュー・書評
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よかった!いろんな人がこの本の影響を受けたって話もうなずけた。
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「聖なるマヌケ(ホーリー・グーフ)」であるディーンと、彼に魅了されアメリカを4度往復するパラダイス(天国)という運命的な姓を持つ主人公サル・パラダイスの話。
焦燥感、悲しみ、愚行、堕落した生活の中にキラキラ光る人生の輝きとか、愛とか、運命とか、全部描かれてた。地球の無限性を感じた。
いくつもの朝があり、いくつもの夜があり、ただ一つの広い空があり、無限の魂が夢見ているこの世界。
読んでて、じわぁぁぁぁ、、、っと心臓から汗をかくという感覚に。 -
戦後間もない頃のアメリカを、気持ちが赴くままにただただ全力で駆け抜けた若者たちの物語。
ディーン・モリアーティの口癖「いいね、いいね」が耳に焼きつく。
旅好きは必読。 -
初版を探し歩いて購入。
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大戦後の40年代後半のアメリカを舞台にした旅物語。
のちのカウンターカルチャーを生み出した、青春小説の名作です。
作者ジャック・ケルアックの自伝的小説で、主人公も含めて登場人物がみんな実在の人たち(主に作家)をモデルにしています。
主人公サル(ケルアック自身がモデル)が友人ディーン(ニール・キャサディがモデル)とともにアメリカ大陸を車で旅をし、騒ぎ、振り回されながらもディーンに惹かれて楽しんでいます。
自分の車だったり、ヒッチハイクだったりしますが、それにしても旅を急ぎ過ぎ!
通常の旅物語は、目的地までの道のりを詳しく描写しますが、彼らの旅はやたらスピードにこだわり、途中で立ち寄った町やたどり着いた目的地では、ジャズ・マリファナ・セックスと大はしゃぎのバカ騒ぎを繰り返して短時間で引き揚げ、また広大なアメリカ大陸を何度も往復してます。
一体何のための旅なのか?
旅そのものを楽しむなら、もうちょっとゆっくり旅するだろうにw
河出書房新社が18年ぶりに出した「世界文学全集」の第一弾。
昔は「路上」という題名で出されましたが、英語の"on the road"は「移動中」という意味なので「路上」だと適切ではなく、それでカタカナで『オン・ザ・ロード』という訳にしたとか。
台湾でも中国語訳が出ており、そちらでは『旅途上』という題名になってますo(^-^)o
ニン、トン♪ -
2008/3/19読了
新訳によって、文章の疾走感や躍動感が伝わるようになり、圧倒的に読み易くなった。 -
時代とか文化の違いを感じたけど、
すごい本だった。 -
50年前の旧訳は「路上にて」という邦題がついていたが、今回の新訳は"On the Road!"そのままに、スピード感があっていい。
デンバー、フリスコ、ザ・シティ等々と北米をヒッチハイクで横断しつつ、バカな友人とスケこます「これが、青春」ってやつ!これが永遠の青春小説になんて意見にはまったく賛成できないが、当時のジャズ・ライブの雰囲気を21世紀に伝えているという点は評価してやってもいい。 -
60年代のアメリカの若者。スピード感があり面白かった。