100の思考実験

  • 紀伊國屋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314010917

感想・レビュー・書評

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  • 色々とものを考え込むきっかけとなった本。

  • ・社会は、警官がつねに規則に従うことを要求すべきだが、それでも、秘密裏に規則を破るのがよい場合もある。私たちは、集団では法規を遵守すべきかもしれないが、個人の務めとしては、法律の内側であれ外側であれ、最良のことをきちんとなすべきである
    ・誰も傷つかない。誰も傷つけていないのに、いちばん大事な関係の、いちばん大切な部分を台なしにすることなどあるのだろうか?

  • たまたまamazonで。ちなみに図書館では40人以上待ち...。

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  • 主に『頭の中は最強の実験室』と比較するために購入。読みものとして良さそう。

  • トロッコ問題のように答えが出ないものかと思いきや、結構望ましい答えを詳しく書いている。1つ1つは短く、結構楽しんで読める。

  • 面白い、たられば集。明確な答えを出すのではなく。可能性を考える。
    自分の考え方を見直すにも、たまにこんなのを考えるのはよい。

  • 100もいらないでしょう。もうちょっと厳選したものがよい。
    言葉のとらえ方が日本的思考に合わないものもある。

  • 合理的と最善は違う。予見と意思は違う。心は身体と同一の位置付けにあらない。思考実験ではありとあらゆる状況を二項対立にして表現することで以上のような考察を導き出せる仕組みになっている。さて、思考実験の有用性は冒頭で記されていた通りであるが、果たして私たちはその中のどのくらいの要素を現実に当てはめることができるだろうか。最善や合理的が分かったからといって生活が豊かになるわけではない。なぜなら、現実世界は思考実験と違ってもっと混沌としているからだ。例えば旅行中の四人兄弟が別々に母親に手紙を送る話では、郵便物を郵便ポストという媒体を通すことで本人の最善が制限されるということであるが、そもそも最善が合理的というわけではないので最善が評価されるわけではなく、むしろ私たちはあえて最善ではない方法を選ぶことをベストと考えている。それは資本主義社会というフレームに縛られているまでというべきか、それとも見た目上の最善、最良以上の基準が他にもあるのか気になるところだった。

  • ただ読むだけの本ではない。一人だけで考えるのはもったいない。答えのない問いに一度は理性的に考え、次に本能で考えると自身の建前と本音に出合う。
    思考が深い人ほどページは進まない。しかし前から順に読む必要はない。気になるタイトルを読み進めるも良い。

    中学生の時に一人悩んだ事象について、言葉にするには難しかったことが、綺麗な文章として載っていた。私の言葉が拙かったからなのか、周りに理解してもらえず、変な子、と呼ばれるきっかけになった考えがそこには載っていた。考えすぎるのは私だけじゃなく、思考とは誰もがしている。大丈夫。私は変じゃない。それを知るだけの本。

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著者プロフィール

イギリスの哲学誌「THE PHILOSOPHES」編集長。各紙誌への寄稿、テレビ出演などを通して哲学をわかりやすく一般に解説する。訳書に『100の思考実験』『哲学者は何を考えているのか』などがある。

「2020年 『哲学の技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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