- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314010917
感想・レビュー・書評
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「もしこれがこうだったら、あなたはどう考える?」
倫理的な矛盾や世界の謎について、先人たちが試行錯誤してきたものを、簡単な例でわかりやすく表現している。解説もユーモアがあって面白かった。
ひとつにつき2~3ページくらいの分量しかないので、詳細が知りたければ自分で調べることになるが、カタログ感覚で読めるのはとても便利。あと類似例への参照が良かった。
明確な答えはないので、表紙にもある通り考えるのが好きな人向け。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルから受ける印象と異なり単なる正義本、嫌味?
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割と有名な思考実験が集められてる。
正解も、模範解答も無いんだろうな -
★科学道100 / はじまりは疑問
【所在・貸出状況を見る】
http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=11200568 -
今この瞬間の現実が実は全部夢で、意識不明の状態から目を覚ますと全然知らない自分がブチャイクな家族に泣きながら抱きつかれるとか、時々ぼんやりと考えるとりとめもないことに似ている質問がたくさん書かれていて、「ああ、こんなこと考えていたのは自分だけじゃないんだな」と思う。
質問は言葉通りの場合も多いが、意図を含んだメタファーであることもある。
もちろん答えなんて明確には出ないんだけど、応募しようと思っていた児童文学賞のアイデアが湧いて出た。 -
理性を伴わない想像力はただの空想だが、想像力を伴わない理性は無味乾燥である。だからこそ、科学者も哲学者も、想像力を駆使したたとえ話を数多く用いることで、自分たちの考えを練り上げ、限界まで強化してきた。そうした「思考実験」の目的は、実生活を複雑にしているさまざまな要因を取り除き、問題の本質をはっきり見定めることにある。
(P.13) -
THE PIG TAHT WANTS TO BE EATEN
(AND 99 OTHER THOUGHT EXPERIMENTS)
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784314010917 -
ボリュームがあり、全体をとおして面白く読めた。
深く考え込んでしまう思考実験がいくつかあった。 -
時間がかかったけど読了。
今度はひとつひとつの項目を咀嚼して、
自分の考えをまとめてみたいです。 -
サンデル教授の授業のように「あなたはこれで良いと思うのですか」というような問題が100例掲載されています。それぞれ内容は難しくないのですが、合理的か道徳的かどちらを取るのかを選択されるような話が多く、考えさせられます。はじめに例題としてストーリーが出され、そのあと解説がありますので、それぞれを読んで考えさせられますので実は一つの例題で2回考えさせられます。そしてそれがとても楽しく考えることができますので、頭の体操としても面白いと思いました。