- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334035778
感想・レビュー・書評
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本を書くことは、贈り物をすること。
本を読むことは、贈り物を受け取ること。
その交換を円滑化するために、貨幣が発明された。
上記は、コミュニケーション全般に当てはまる。 -
2010年出版で、終わり頃に10年後どうなっているだろうという感じのことが書いてあった。今が10年後……内田先生の危惧がそのままという印象を私は受けています。
市場化してはいけないもの、教育や医療もかなり変化を求められているように感じる。
そしてこの本を読むとマスメディアの変化への貪欲さがすごく目につくように……。
贈与経済のあたりが少し難しく感じたのでまた何度か読み返すことになりそう。
良い刺激を受けました、ありがとうございます。 -
同時に岸田秀・山本七平さんの"日本人と「日本病」について"と、群ようこさんの"ヒヨコの猫またぎ"を美味しいお菓子を少しずつ食べるみたいに、味わってます。
というか、酒の肴にして、晩酌してます。いずれも、それぞれ、お酒をおいしくしてくれます。 -
キャリア→自分の好きなこと、やりたいことを仕事にすることが正しいことではない。
まずは縁があって始めた仕事の中で自分のよさをどれだけ出せるかということ。
本棚→その人がどういう人かがわかる。読んだ本もあれば、いつかは読みたいけどまだ読んでない本、その人が選んでいるということから「自分はこういう人間です」と思われたい表現も含まれている。 -
面白い考え方に出会える。
メディア論というだけあり、マスコミのあり方、テレビの衰退、知的生産力の低下、教育と医療の消費活動化、本の電子化と本棚の有意義性など、今の社会の考え方の根幹を述べていく本。
古い本だけど、メディア全体の違和感の正体をうまく言い当てていると思う。マスコミが自己のあり方を考えなかった、という点はあまり実感がわかなかったけど。
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ほんと著者のメディア論が語られていて面白い!
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学生向けの講義のまとめ
メディア論といっても、ホントは何か、本は所有しているだけで意味がある、というような話になっている。
本を読んでも所有しないわたしにはあまり関係ないね -
メディアについて、内田先生の鋭い見方を学ぶことができる本。
消費者的なモデルを何にでも適用しようとしたのが日本の崩れる原因なのね・・・。
メディアの特性についても、勉強になった。 -
Vol.88
読者はどこにいるのか。紙の本が持ちうる最大のアドバンテージとは?
http://www.shirayu.com/letter/2010/000173.html