- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334036256
感想・レビュー・書評
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再読だが新たな発見。
以前は自分のキャパを広げるためだったが、今回は教える立場として読んだ。
人格や才能と切り離して、
「意識の量」として、
努力でなんとかなる領域を提示した
着眼点が素晴らしい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事ができる=気づきの多い人のこと。どれだけ感度の良いアンテナが立てられるかが、成功の鍵を握る。
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意識の量を増やすのは必要な場面が多い。一考の価値はある程度の本。
論語を読んで「伝えたい事はわかるけれど……」って感じた時と似た気持ちになった。
考えが昭和的で受け入れられない。「意識の量が足りないのが問題ではなく、アンガーマネジメントが出来ていないのでは?」など、意識の量が課題ではない問題提起が多かった。
「若い人」との対比が多く、相当コンプレックスがあるのだろうね……。新しい個を尊重する考えについていけないと悲鳴をあげている本に見える。「『大人になんてならなくて良い』という風潮がある」とか。実際ならなくて良いし、その言葉をマイナスイメージに捉えるのは僻みや難癖でしかない。
三色ボールペンの色分けは良いと思った。特に、自分の意見を書く色はなかったので、その辺のアイデアは取り入れてみる。 -
働き方に対する提言。
しかし、所々に垣間見える、根性論のような意見が気になった。
働くことを生きがいにするのであれば、本書で提案されている取り組みをしてもいいと思うが…
考え方としては参考になるため、まずは自分の楽しめることに関して、本書の取り組みを反映してみるとよいかもしれない。 -
学生の頃に読み、既にブックオフに売ってしまって正確な内容は思い出せないものの、最近意識について考えているときにこの本のことを何度か思い出したのでレビュー。
達人と素人の違いは何なのか考えてみた時、
達人は、
・想像力、推測力が働く
→相手の求めていることがわかる
→全体から推測して適切な行動が取れる
→客観視できる
→自己成長できる
・無意識でできる領域が多い
→ほとんど何も考えない、労力が少ない、習慣化、自動化
このような違いなどがあるのではないかと思う。
たとえば、ある仕事現場において達人の認知は広く深く、素人は浅く狭い。
その差は何かと言うと意識、経験の量の差であるように思われる。
色で喩えるなら同じ物を見て、素人が白か黒かしか見えていないところを達人は白から黒まで何種類もの灰色(グレースケール)が見えていて、よりきめ細やかな言動ができる状態というべきか。
では、どのようにして素人から達人に至るのかという手順が、
毎日同じ事を繰り返す→ほとんど何も考えずにできるようになる(習慣・無意識化)→余白ができる→気付きが生まれる・客観視できる(★意識の量が増える)→改良して試行する(自己成長)→改良したものを繰り返す…
この試行回数が増えれば増えるほど認知は広く深く、上達していくのだと思う。
ちなみに、素人は自分の認知が浅く狭いことにすら気付けない、認知・意識できないからこそいつまでも素人なのだと思う。
マニュアル通りにはできてもひとたびマニュアルから外れた場合に通用しなかったり、どこか動きがかくかくしていて滑らかでないのは、サンプル数の少なさ・想像力・推測力の弱さ、(この本では特に語られていた記憶が無いが、私が思うに自分を棚に上げて他人やマニュアルのせいにする)から自己成長できないのも素人であると思う。
一方、達人は想像力・推測力を働かせて自ら試行錯誤することでより精度を上げていく。
おそらく、同じマニュアルを見ても素人が文字通り「あ」なら「あ」としか読めないのに対し、達人はその文章と文章の間の動きや概念やマニュアルの意図も明確にイメージできているという認知の違いが存在すると思う。
本タイトルの「意識の量を増やせ」について。
単に意識の量を増やすというと同時進行、マルチタスクになってしまって集中できていない状態になってしまうので、1つずつ自動化した上でそこに新たな意識を積み上げていくイメージだと思う。
私が思うに、「無意識の量を増やせ」が、物事を上達させるために大事なのではないかと思う今日この頃である。 -
自分の解釈は、意識の量を増やす=想像力を働かせるということかな。いろいろなことに気を配れて、先読みできる人が意識量の多い人。
周りが見えているようで見えてないことがあるから、意識増強メソッドを実践して、意識の量を増やしていきたい。
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意識の量に意識をしていなかった生活から、変わるだけでもいろいろな面で良いスパイラルになることが理解できる。
著者の言う通り、最近意識の量が少ない人が多い