ゴーレムの檻 (カッパノベルス)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 113
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334076061

感想・レビュー・書評

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  • SFチック本格ミステリィ。
    いやぁ、良かった。久しぶりの本格。

    表題「ゴーレムの檻」は純粋にミステリィ。『内と外』の命題は、森博嗣氏や恩田陸氏も書いていたが、この命題は私も大好きだ。
    「エッシャー世界」はSF色が強いが、この作者の視点は素晴らしいと思った。

    全編を通して、この作品のキーワードは『視点』だと言えよう。

  • 本格派。オススメは『シュレディンガーDOOR』

  • 紅茶が飲みたくなる本

    エッシャーあまり好きではなかったんですが、この本を読んで好感がもてるようになりました。

  • 正直、表紙の言葉に惹かれました。「神に見捨てられた牢獄で、こんなにも君は美しい」…どんな話なんだろう!と、どきどきした時点で、装丁をした人に負けたようです。しかし、残念なことに表紙の言葉と連動するミステリは収録されていませんでした。ロマン系と銘打ってるわりに、自分はあまりロマンも感じませんでした。むしろきっちりと組み立てられた機械を思わせる物語だった気がします。ミステリだから、当然かもしれませんが。いろんな意味で若干、後味の悪い作品集でした。

  • 始めは読みにくくてなんだろ?これ・・・
    って感じで読んでました。
    だけどだんだんそのおもしろさにとりつかれ、最後は一気に読み。
    入れ子状の構成がなんともおもしろいです。
    短編それぞれのテーマがわたしにはわからないものばかりで、それがかえって新鮮でした。

    前作もあるらしいのでそちらも読んでみたいです。

  • 全体的にみて非常に水準の高い短編集になってると思う。
    異世界ミステリとしても、普通のミステリとしても楽しめる。
    特に異世界ミステリとしては一級品。
    個人的には「エッシャー世界」と「ゴーレムの檻」が好きだ。

  • 研究所勤めの博物学者・宇佐見護博士を中心に5篇からなる短編集。表紙が気になったので読みました。めくるめく不思議の国、という感じ。

  • 2005/06/12

  • 同じ密室状況の不可能犯罪を2編作ってしまうのが、実にこの作者らしい。でもこの中では「エッシャー世界」がわかりやすくて好きなんだけどね。

  • 前々からこのノベルズのデザインが気になってて、
    柄刀さんの好きな作品が出たので購入。
    前作よりも好きかも。

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著者プロフィール

1959年、北海道生まれ。1994年に「密室の矢」が読者投稿アンソロジー『本格推理3』(光文社文庫、鮎川哲也・編)に採用され、以降も「逆密室の夕べ」と「ケンタウロスの殺人」の投稿作品が採用された。98年、長編「3000年の密室」で作家デビュー。代表作は「時を巡る肖像」「密室キングダム」。日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブの各会員。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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