今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社知恵の森文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334727895

感想・レビュー・書評

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  • なるほどおもしろい!
    岡本太郎の考えは結構西洋的な影響が強いように感じた

  • 物言いが鮮烈で本当に気持ちがいい。似非芸術を真正面から斬るだけでなく、丁寧に解説してくれている。ここで提唱されていることは、描き方というより寧ろ生き方に向けられてて、人生のバイブルになり得る作品だと思った。

  • 最高のアート観。
    「爆発だ!」のイメージが強かったから、こんなにもクールな本だとは思ってもいなかった。

  • 創作意欲を掻き立ててくれる本
    現代芸術の価値構造がそれまでとは根本的に違うこと、とてもよく分かる

  • 大学でダンスをしていて良く聞いたり話したりしていた「自由」「新しい」「表現」などの言葉に対するモヤっとした感覚が少し晴れた本。
    学生時代に読んでおけば良かったなー

  • 「ゴッホは美しい。しかし、きれいではない」
    「一見無価値的なところから新しく自分を掴み直すことにこれからの人間的課題がある」
    「うまく描くということは何らかの真似である。そこからはのびのびとした自由感は生まれて来ない」
    「何でも構わずに、まず線を引く事にしますが、一体、その時に人は本当に自由でしょうか。線をひいてゆくに従って、紙の端が気になります。まだ十分に余白があるのに、線はスウッと端を避けて、内側の方に戻ってきます。」

    などなど、読んでいくうちに「とにかく行動してみよう!」という気にさせてくれるとっても素晴らしい本だと思います♪藝術好きな人はもちろんですが、「藝術ってちょっと難しいよね」と思っている方こそ読んで欲しい!!

    …ちなみに、まあまあ伝統芸能をディスってますが、ホントに岡本太郎さんが馬鹿にしてるとかそういう感じでは無く、「そういった伝統芸能が日本の芸術だ」という日本の風潮に対する気持ちから出た発言だと思うので、広い心で流すところは流しながら読んで頂けるとより楽しめるかと思います^^;。 おススメ♪

  • あいみょんが読んだそうなので。

  • 理論的で合点のいく一説の連続。時代も違いますし全肯定とはいきませんが、何度も読み返して自分の血肉としたいと思うような本です。

  • どこかのYoutuberもお勧めする一冊。
    痛快な言い回しで書かれた文章なので、さらさらと読めます。
    他の岡本太郎の著書も読みたくなる。

  • エネルギッシュでありつつ理論的で、なるほどと思う箇所も多かった。ゴッホの絵の件の部分が個人的に好き。

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著者プロフィール

岡本太郎 (おかもと・たろう)
芸術家。1911年生まれ。29年に渡仏し、30年代のパリで抽象芸術やシュルレアリスム運動に参加。パリ大学でマルセル・モースに民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと活動をともにした。40年帰国。戦後日本で前衛芸術運動を展開し、問題作を次々と社会に送り出す。51年に縄文土器と遭遇し、翌年「縄文土器論」を発表。70年大阪万博で太陽の塔を制作し、国民的存在になる。96年没。いまも若い世代に大きな影響を与え続けている。『岡本太郎の宇宙(全5巻)』(ちくま学芸文庫)、『美の世界旅行』(新潮文庫)、『日本再発見』(角川ソフィア文庫)、『沖縄文化論』(中公文庫)ほか著書多数。


平野暁臣 (ひらの・あきおみ)
空間メディアプロデューサー。岡本太郎創設の現代芸術研究所を主宰し、空間メディアの領域で多彩なプロデュース活動を行う。2005年岡本太郎記念館館長に就任。『明日の神話』再生プロジェクト、生誕百年事業『TARO100祭』のゼネラルプロデューサーを務める。『岡本藝術』『岡本太郎の沖縄』『大阪万博』(小学館)、『岡本太郎の仕事論』(日経プレミア)ほか著書多数。

「2016年 『孤独がきみを強くする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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