- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929107
感想・レビュー・書評
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2019/08/17読了
今の勤め先は百貨店ではないけど、お客さんの節目とか大事な時に寄り添うという意味では共通するのかな。鮫島さん、お給料が安かろうが何だろうが自分の望む仕事じゃなかろうが、務めを果たしていてすごいバイタリティだな…
1人の社会人として独立しておる仕事に対する姿勢。恋愛偏差値が低いってところはギャップで可愛らしいかも。
人生により添えているって実感の元仕事が出来て、やりがいも見つけられたなら良かったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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芦屋にある老舗百貨店で働くアラフォーの鮫島静緒は高校卒のたたき上げ契約社員。仕事が認められ、晴れて正社員になったとたん、男性しかいない外商部に配属される。実はカリスマ外商員・葉鳥の退職を控え、後任者を探すべく、全店舗から選りすぐりのメンバーが集められたのだ。一筋縄ではいかない同僚たちとともに、数十万、数百万、数千万円の商品を売る外商の世界に戸惑いつつも、静緒はお客様のところに今日も足を運ぶ――。
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静緒は脳内ではすっかり竹内結子である。なので、本作の描写とはいささか違うのだが、すでにそこに違和感はない。異色の経歴を持つたたき上げ外商部員である静緒が、外商のプロになれるのか、というお仕事ものがたりであり、成長物語でもあるのだが、生い立ちや経歴、そして性癖など、それぞれに並々ならぬものを抱える人たちとのつきあい方指南としてもおもしろい。上流階級の暮らしや、だからこその大変さもほんの少し垣間見られる気がするのも、興味を掻き立ててくれる。続編も愉しみなシリーズである。 -
まず、二巻目からよんだので、登場人物と鮫島静緒の関係が紐解かれる面白さがあった。難問に立ち向かう静緒の姿と、解決方法がとても面白かった。 -
百貨店の外商という、自分にはなじみのない世界の話で面白かった。外商ってそんなことまでするのかと驚いた。
恋愛下手でバリバリ働く女性が主人公だけど、仕事のやりがい、難しさ、喜びなどが感じられてよかった。 -
金持ちの世界は大好きで、特にリッチな家とか大好き。モダンリビングとか読んじゃうし、ネットで高級賃貸とか調べちゃうし。
でもこういう世界は知らんかったわ。金持ちの世界は奥が深いというか。デパートいっても店員と目を合わせられんくらい小心だからな。これはセレブとは生まれが違いすぎますわ。
しかしなんだ、最近はゲイを一人は出すのはジェンダーフリーとかあっち系の流れで忖度してるんか。レズはあんま見かけんけど、そこは難しい話があるんかいな。 -
文学
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富久丸百貨店初の女性外商員・鮫島静緒の奮闘記
プロローグ
第一章 外商員、奮闘する
第二章 外商員、再会する
第三章 外商員、奔走する
第四章 外商員、感動する
エピローグ
富豪ばかりを相手に商売をする外商の世界で、ケーキ屋からバイヤーになり、外商員として一人前を目指す静緒。
客商売とは何かを教えてくれる作品。
安いだけがいいだけじゃない、そこには心のこもったサービスがあればこその商売と感じる。 -
セレブマンションにシェアして住むことになった主人公とゲイ男性の、同志のような関係とやり取りが微笑ましかった。更にラストのゲイ男性の乙女っぷりは可愛過ぎた。一気にこの作品、すき!みたいに引き込まれてしまった。著者の文章はわたしには硬質で、詰まっていて角張っているようで、飲み込むのにいつも少し時間が掛かってしまう。今回もさらさらとはいかなかったけれど、でも最後まで読むと気持ちの良い爽快感があって良かった。テレビドラマみたいだった。
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初読みの作家さん。三分の一くらいまで気が進まず読んだ。あ~、セレブって面倒くさい人多い~、くらいの気持ちで。だが、桝家が絡み始めてから俄然面白くなり、お終いの方は泣きながら読んでいた。
何なんだ~、この面白さ。
静緒の活躍見ると元気が出るなあ。周りは素敵なイケメンばかりだし。特に、葉鳥さんが素敵すぎて胸キュンだわ。 -
おもしろくって、1日で一気読み。
続編も気になる!