- Amazon.co.jp ・本 (489ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344012141
感想・レビュー・書評
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なんかどっかで読んだことある話だなーって思って調べてみたら「誰か」という作品の続編でした。「誰か」を読んだのがもう10年くらい前だったのですっかり忘れてましたが、登場人物たちはなんとなく覚えているもんなんですね。
推理小説なんでしょうがどことなくアットホームな感じが好きです。
杉村さん良い人ですね。ちょっと前にドラマ化されたみたいですが、ぼーっとした感じが小泉孝太郎さんとよく合ってるような気がします。なんだかんだで杉村もおぼっちゃん育ちな感じです。
会長の今多さんも筋が通ってて、正直この人がいなくなった時今多コンツェルンは大丈夫かなと思うほどどっしりした人です。奥さんの菜穂子さんも天然入っててかわいらしい感じだっただけに、早く精神状態が安定してほしいものです。
杉村さんは良い人なんだろうけど、娘と奥さんを危険にさらした点だけはなんかなぁと思いました。原田いずみの初期対応さえ間違えなかったらこんなことにはならなかったのにね。良い人と八方美人は紙一重なのかもしれません。
また続編が出たら読んでみたいなぁと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
苫小牧帰りの飛行機内で読了(111/100)
んー久しぶりの宮部みゆき作品だったけど、うーん…。 -
ドラマの原作。
ドラマを全部観ていたわけではなかったが概ね同じだった。
人の中の毒、誰しも持っているものだけに怖いな。 -
久々に本を読んだ。
ゲンダイヅミさんの素行を読んで、本当にこういう人いる!というか自分も迷惑こうむったなあと思い出しつつ、納得した。
あの種の人は、常に何かに不満をもち、怒っている。飢えているといってもいいが、毒そのものだ。 -
タイトルがいろんな意味を含んでいるんだなぁと。
世間や社会は毒だらけ。
みんな毒に抗いながらうまい具合に生きてるように見えるけど、この本は普通の日常を送る人々が毒に飲まれてしまって起きるミステリー。
登場人物の描写が上手です。 -
ドラマがすごいとこで終わったのでそこから読み始めてしまった…
どこからやり直させば事件を起こさないですんだんだろうか。治療法はあるのか。
原田さんよりなんだよ痛感するね(´Д` ) -
吉川英治文学賞受賞作。新聞に連載時に途中からの読者を想定していたためか、主人公の立場が何度か繰り返し説明されるのが、少し煩わしく感じた。単行本化にあたってきれいに直していないようだ。
ストーリーは面白く、さらさら読める語り口。シリーズ物のようで、『誰か somebody』が前作にあたるようだ。 -
これはミステリーっていうよりは
「正義とは」「普通とは」「幸せとは」
を問われているお話って感じだった。
アルバイトの女の行動が最後まで理解できなかったけれど、それは、私が「普通」な人間だから
なのかな??うーん。