成功のコンセプト

著者 :
  • 幻冬舎
3.52
  • (55)
  • (106)
  • (165)
  • (22)
  • (5)
本棚登録 : 776
感想 : 124
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013926

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2007年に出版された本。

    仕事をする人間として、仕事に対する姿勢や、考え方などに触れて自分も頑張らなければと感じる言葉が多かった。

    P65にビジネスで成功するかどうかの鍵は結局のことろ、仕事を人生最大の遊びに出来るかどうかだ。と言う文章があるが、太古の祖先がしたであろう狩りの努力や、子供が公園で遊ぶ姿などを例にして遊んでいる時最大の創造力を発揮すると言う事を解説し、仕事を遊びととらえる事の大切さを説いている。

    またプロフェッショナルを「1日24時間、1年365日何処にいても何をしても仕事の事を考えられる人」と定義していたが、元水泳選手として実際の体験としても良くわかる。

    最後に、多くのビジネスパーソンが潜在能力を生かし切れていないので、潜在能力を引き出せれば実力、能力、潜在能力の総合力で勝てるチャンスがあると言う事は、力を得られたように感じた。

  • 常に改善常に前進
    professionalismの徹底
    仮説→実行→検証→仕組化
    顧客満足の最大化
    スピード!スピード!スピード!

  • (1) 仕事で目標を設定すると、労働にはならない。(2)1日1%成長すると、一年間で前年比37%成長することになる。印象に残ったの上の二つ。。

  • 一橋大卒、日本興行銀行、ハーバード大MBA、楽天創立というエリートの考えは?

    日々改善。
    24時間仕事を考える、プロフェッショナリズム。
     仕事は自分のためにするもの。
    仮説→実行→検証→仕組化。
     グローバル化による単一的消費は長くは続かない、多様化を目指すべき。
    当事者意識により顧客満足度の最大化。
     職場の掃除は自分でやる。
    スピード。
     できるだけ高い目標設定。本当にやらなければならないことだけ取捨選択。
     スピードで怪我をすることもあるが、想定しておけば死ぬことはない。
    と、日本的なあたりまえなものであった。

    日本一の、次は世界一のインターネット企業を目指す。
    それは世界最大の企業を目指していることになると。

  • 今や知らない人はいないほど有名になった楽天の 三木谷さんの著書です。 楽天が立ち上がってから、現在に至るまでの 著者の考え方がいろいろ詰まっていて なかなか面白かったです。 特に『スピード!! スピード!! スピード!』 ということでスピードを重視。 会議の時間を短縮するために、会議資料をあらかじめ 前日に準備させることを徹底させることにより 会議時間を短縮かつ濃密にさせたりと 自分の会社でも実践できそうな話が盛りだくさんで 会社勤めの人には、面白いと思う。

  • 楽天を設立した三木谷さんのビジネス書。
    仕事に取り組む姿勢(・仕事を楽しむ ・当事者意識をもって取り組む)について参考になる部分が多かったのですが、特に心に響いたのは

    ・1日1%の改善でも1年続ければ37倍になる

    というフレーズです。抽象的に努力することの大切さを説いている本はたくさんありますが、努力の大切さを数字を使って具体的に説明しているいいフレーズだと思います。
    またゼロから事業を始め、毎日努力をして楽天をここまでおおきくした三木谷さんがいうからこそ、説得力があります。
    ビジネスマン(特に若い人)はよんでおいて損はない一冊です。

  • ・ビジネスは仕事だけど遊びでもあって、楽しくないといけない。楽しくないと生産性も上がらないし、やる気もでないですよね。
    ・本当の安定というのは、自分に選択肢があるということだと思うんですよ。自分の実力、生活力、ビジネス力を上げていくことが安定なんです。

  • 上司に勧められて読んで見た作品。
    今では知らない人はほとんどいない程の大企業、楽天の社長が著者の為、入口は凄く入りやすかった。そして全体的に話の内容が身近で社会人であれば誰もが経験するであろう事柄が多かったので大変読みやすかった。なによりも0から会社を立ち上げた方なので説得力がある。

  • 株式会社楽天代表取締役兼会長三木谷浩史氏による著作。
    インターネットというプラットフォームで成功した人の著作なので、ひらめきやアイデア重視の「成功のコンセプト」なのかと思ったが、ここで言われているコンセプトは従来からのビジネスにも十分適用できるもので、コンセプト自体が必ずしも目新しいものではない。
    以下各章で気に入った点をいくつか列挙。
    1.『常に改善、常に前進』
    不確定な未来に対してビジョンを持つ。これは全方位に手を出すやり方ではなく、自分たちが最良と思うサービスについて改善を繰り返してよいものに育てあげる。改善については数値的な目標を持って取り組む。
    「選択と集中」「定量的な目標設定」ということが重要になる。
    2.『Professionalism』の徹底
    自分で仕事を面白くし、楽しめることが重要。長く同じことをやっているとどうもこのあたりが疎かになる。上記の「定量的な目標設定」や改善もこのあたりと関係あるだろう。仕事を楽しめないと確かにやりがいが感じられなくなってしまう。
    3.『仮説→実行→検証→仕組化』
    セブンイレブンでも言われ、実行されているコンセプト。これについては段階が進むごとに実装が難しいと思われる。仮設、実行、検証までは個人のレベルでもできることだが、「仕組化」は組織として取り組まなくてはならない。またこれができないと仮説、実行、検証が個人レベルで終わってしまい、組織でそのメリットを最大化できない。仕組化を効率的にするためには組織としての働きかけが必要になる。
    4.『顧客満足の最大化』
    インターネットを使うことで時間や場所の制約を越えてお客様(楽天の場合は「商店主」)に自由に商売できる環境を提供している(エンパワーメント)。これが楽天にとってのブレない軸であるという。顧客満足は業種・業態によって異なるが、これを一番最初に意識しないと、自分たちがすべきでないことまで手を出してしまうことにもなりかねない。
    5.『スピード!!スピード!!スピード!!』
    競争の速度が上がり、なおかつグローバルな環境の中で競争相手も格段に多くなった状況下で、スピードは大きな成功要因となる。これも個人で出来ること、組織としての決断や行動の早さなど組織レベルで行なわれるべきことがあると思う。

    楽天の成功の秘訣のみならず、企業として成功するための指標が描き出されていると思う。

  • やっぱり、三木谷さんの考え方はしっくりくる。

    大きな目的を決め、非常識なやり方で、スピーディーに行動。

全124件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三木谷浩史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×