成功のコンセプト

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013926

感想・レビュー・書評

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  • たったの13年で、従業員5000人の会社を作りあげた三木谷社長の本。

    この本では、
    ”当たり前の大切さ”
    を学ぶことができる。

    冒頭で以下の文章が記載させている。
    「楽天はなぜ成長できたのか?そこにどんな秘訣があるのか?
    そう聞かれることがある。そんな時、僕はかなり困ってしまう。
    秘訣などはない。
    ただ僕は、ごく真摯にビジネスに取り組もうと考え、準備し、その姿勢を崩さなかっただけだ。」

    ビジネスに大切なことは、上記のようなシンプルなことなのだろう。
    ”真摯に取り組み、諦めずにやり続ける”

    今後、自分もどんな仕事に対しても真摯に取り組み、最後まで諦めずやりきりたい。

    以下、学んだこと
    *******
    ・今日の我は、昨日の我に勝つ
    ⇒1日1%のわずかな改善であっても、1年続ければ元の37倍以上になるのだ。

    ・そもそも会議の目的は何なのか。会議の目的は説明することではなくて、決断することだ。

    ・Best effort basis
    →現状に満足し、ここまでやったんだからいいじゃないか、と自分自身に言い訳する人の姿勢

    ・Get things done
    →ありとあらゆる手段を使って、何が何でも物事を達成する人間の姿勢

    ・プロフェッショナルに不可欠なのは、技術よりもむしろ成功体験だ。困難な目標に立ち向かい、その目標を達成した喜びが、人を本当の意味でのプロフェッショナルにする。

    ・リーダーの役割
    僕たちの目の前には、いつも登るべき山があった。それも、自分たちの能力では登り切るのが不可能に思える高い山が。
    リーダーの役割は、そういう山をいつも見つけることだと思う。

    ・僕はまず『そもそも論』を考えるべきだと思う。
    どんな仕事の時でも、”そもそもこの仕事は何のためにするのか”を考えるということだ。

    ・困難なときに意識する言葉
    →この世に絶対に不可能なことなどひとつもないということだ。
    →できない理由を探すから、不可能に思えるのだ。できる理由を探していけば、不可能を可能にする方法が必ず見えてくる。

  • 後に出た方が好き。

  • 楽天の5つのコンセプトを具体的に説明している。
    ・常に改善、常に前進。←これなどは中身を読んで納得。
    会社を家族的に捉えている。そして世界NO1を目指している。
    そら、パワーあるで。

  • 楽天社長の三木谷さんの著書です。
    彼は一ツ橋大学テニス部主将で、当時のエリート銀行:興銀に就職。
    しかし興銀は合併し、みずほ銀行に。
    彼は独立し、会社を興します。

    人生何が起こるかわからないなーと思います。

    ちなみにこの本はかなりお気に入りです。

    エネルギッシュな人の本を読むとこちらにもエネルギーが伝わってくるのが
    いいですね。

    【内容】

    「幸運はチャンスと準備の交差点」という英語の諺がある。
    こちらに充分な備えがなけれ、チャンスを生かして幸運とすることはできないのだ。
    (Luck is the time when preparation and oppotunity meet.)



    スポーツマンは勝つか負けるかしかない。
    ~実際のビジネスでは目標に3%足りなくても、さほど問題は生じない。

    このような目標に到達できなかったけどよいじゃないかという姿勢を
    英語では「Best effort basis」と表現する。

    逆にありとあらゆる手段を使って何が何でも物事を達成する人間の姿勢を
    「Get things done」と表現する。

    「Best effort basis」と「Get things done」では
    毎日同じように努力をしたとしても、
    2つの姿勢には天と地の開きがある。



    仕事はいつも血沸き肉踊るスリリングなものとは限らない。
    毎日毎日、退屈な仕事をしなければならないこともある。
    それを会社や上司のせいにして、手を抜いたり、
    いい加減な仕事をしてしまったら、自分が損をするだけだ。

    仕事を面白くするのは、仕事の内容そのものより仕事の目的なのだ。
    東京の環状8号線をクルマで100周しなさいと言われたら辛いかもしれない。
    けれどそれがもしレースだったとしたら、話は違ってくるだろう。


    面白い仕事があるわけではない。
    仕事を面白くする人間がいるだけなのだ。
    廊下の雑巾がけにも喜びを見出せる人が、僕は真のプロフェッショナルだと思う。





    ~もし仕事がただお金のためだけだとしたら寂しい。
    ~困難な目標を立て、そこに向かって一所懸命努力して
    達成したときの喜びは何ものにも代え難い。


    チームワークということを考えるとき、僕たちがなんとなく理想としているのは、
    家族のような強い絆なんじゃないだろうか。
    ビジネスライクな人間関係だけでなく、
    親子や兄弟のような緊密なつながりを
    僕たちは心のどこかで求めてはいないだろうか。



    ~不可能であればあるほど、達成して得るものは大きいからだ。
    不可能があるからこそ、挑戦する意味があるのだ。

    できない理由を探すから、不可能に思えるのだ。
    できる理由を探していけば、不可能を可能にする方法が必ず見えてくる。

  • インターネット業界に在籍している人は必見。
    ビジネスにおいて、意識すべき5カ条について記されている。

  • 三木谷さんの行き方や仕事観がびっしりつまった本!

    社員全員が彼のような考え方で働いたら、スーパーサイヤ人がごろごろ集まったような会社ができるんだろうなぁ。

  • 楽天三木谷社長の著作。
    現時点で二冊出版されてますが、その一冊目。

    新刊の「成功の法則」の方も読みました。
    求めるものにもよりますが、単純に読み物として面白いのはこちらだと思います。


    成功のコンセプトとは、楽天が創業当時から現在に至るまで変わらずに掲げ続けている5つのコンセプトのことで、

    1)常に改善、常に前進
    2)Professionalismの徹底
    3)仮説→実行→検証→仕組み化
    4)顧客満足度の最大化
    5)スピード!!スピード!!スピード!!

    の5つです。

    これまで日本のベンチャーでは(あくまで日本では)前例がないスピードで成長してきた楽天ですが、掲げているマインド自体は特段突飛なものではないですね。
    むしろ、当たり前のことをただただ徹底的にやる。というような体育会系的なノリです。
    ありきたりと言ってしまうこともできますが、本当に徹底してやってということが楽天の成長に寄与してきたのは確かでしょう。

    六本木ヒルズに入っていたIT関連企業の中で、清掃会社を雇わず自分たちで清掃を行っていたのは楽天だけだと言われていた。とかね。


    ただ、体育会系的とは言っても不合理な精神論は一切なく、各コンセプトに引かれるエピソードも分かりやすく共感できるものが多い。


    個人的な好き嫌いで言うなら、今まで読んだビジネス書の中では、かなり好きなほうです。
    ですが、この好き嫌いは著者本人を好きになれるかどうか、と直結すると思いますので人によって評価は別れると思います。

  • 赤の本棚をつくったので
    表紙が赤かったzzz…

  • 楽天創始者・三木谷さんの本。

    自分の成功体験を基に、
    成功を5つのコンセプトに分解して
    説明してくれている。

    1.常に改善、常に前進
    2.Professionalizmの徹底
    3.仮説→実行→検証→仕組化
    4.顧客満足の最大化
    5.スピード!スピード!!スピード!!

    これを読むと、
    三木谷さんは泥臭くて熱い人
    だってことがわかる。

    常に手元に置いておきたい書籍。

    楽天で働く人、成功したい人にはお薦め☆

    ***

    読んでいて、収穫になったコメントを3つ。

    ?幸運はチャンスと準備の交差点

    英語の諺。
    チャンスの神様はつかむところが
    前髪にしかないから、
    来た時に掴めるだけの準備をしているかどうかが
    鍵になる。

    ?改善は凡人が天才になる方法

    1.01の365乗はいくつになるか計算してみるといい。
    1日1%のわずかな改善であっても、
    1年続ければ元の37倍以上になるのだ。

    凄いよね、改善。
    自分も毎日
    「今日出来たこと/出来なかったこと」
    をノートに書いて改善してます。
    未来の自分は現在の自分が創ってるから(^^)

    ?会議は決定の場

    これは、以前TVで見た時に感動して
    日々実践していること。
    会議で議論してお茶を濁すのではなく、
    事前のロビー活動で細部まで詰めた上で、
    会議に挑む。

    この問題意識を持つかどうかで
    生産速度が全然違う。
    スピード!スピード!!スピード!!!
    本当に大事だと思う。

  • 楽天、三木谷会長の本。IT革命の寵児と言われた著者だが、思考は一般のビジネスマンそのもの。
    決して特殊な技能や類まれな創造があるわけでもなく、論じている哲学は他のビジネス書にあるものに近い。
    人のやらないことに挑戦する冒険心、エネルギーを感じる内容である。
    特に、当事者意識の重要性については、共感することしかりである。

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著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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