成功のコンセプト

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344013926

感想・レビュー・書評

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  • [Memo]


    * グーグルの戦略
     * ダーウィニアン・アプローチ
      * インターネット世界の自然淘汰に自分たちのサービスを委ねる
      * とにかく種をばらまいて、芽を出したものだけを育てる
    * マイクロソフト/楽天
     * 改善モデル
      * 最初はしょぼいけど執拗にそれを改善し続ける
      * バージョンアップを重ねながら、少しでも先行者に追いつき、最終的には大きな成功を収める
    * 会議の目的
     * 説明することではなくて、決断/意思決定すること。そこに時間を割くべき。
    * 人間は遊んでいる時、最大の想像力を発揮する動物
    * 仕事を人生最大の遊びにできる人が有能なビジネスマン
    * 仕事を面白くするのは仕事の内容そのものより仕事の目的
     * どんな仕事でも目的意識さえあれば、それを楽しむことができる
    * 問題解決法ー未知の問題に直面したときの人間の基本的な行動パターン
     * 仮説/実行/検証/仕組化
     * 模倣/学習
    * 消極的失敗と積極的失敗
     * 消極的:何かをすべきなのに何もしないことがもたらす失敗
     * 積極的:何かにチャレンジしてその結果が失敗に終わること
    * 戦争型ビジネスと戦闘型ビジネス
     * 戦争型:世界地図を広げ、大きな戦略を考えながら展開していくスタイル
     * 戦闘型:相手の顔の見えるスタイル
      * 一つ一つの局面での小さな勝利を大切にして、それを積み上げていくやり方
    * 収入は仕事の大きなモチベーションにはなるが、ほんとうの意味での頑張る力は湧いてこない
     * どんな人も他人の評価や感謝を必要としている
     * 自分の仕事が誰かを幸せにしているという実感は、仕事を続けていくための重要なモチベーション
    * ビジネスの本質は、相反する利害を同じ方法に向けること
     * 高く売りたい/安く買いたい
     * そこに橋をかける、双方の利益を同じ方法に向けるのが顧客満足
     * サービスに満足すればそれに見合ったお金は払ってくれる
    * 仕事は誰かのためにするものではなく自分の為にするもの
     * 当事者意識を持って仕事に取り組む
    * 仕事場に落ちているゴミを自分で拾う意識は、仕事場を自分の家と思う意識につながる
    * ビジネスにスピード感をつける最良の方法は、当事者意識を持つこと、自分が仕事の主人公になるということ
    * 目標を達成するのにかける時間は常識から計算してはいけない
     * 最終目標をいつまでに達成するのか決めてしまう
     * そこから逆算し個々の小さな目標をクリアするのにかける時間を割り出す
    * スピード感をもって仕事をするとは、今という一瞬をどれだけ大切にして仕事をするかということ

  • この世界に生きる人なら一度は読むべき本。

  • テレビでしか三木谷氏を知らないが
    私は穏やかな好印象を持っている。
    それが文章にも、そのまま表れていておもしろい。
    ほかの人の仕事に対する考えをきくことは参考になります。
    こういう本に評価はできないので星3つ。

  • ○要するにどういう気持ちでそれに取り組むかの問題だ。仕事を面白くするのは、仕事の内容そのものより仕事の目的なのだ。(96p)

    ○決して綺麗事ではなく、誰かのためになるという思いがあれば、無味乾燥な仕事でも人は楽しくやれるのだ。(98p)

    ★成功のビジョンと、論理的な裏付けによる確信。そして何より、誰かのためにという崇高な理念。これだけあれば必ず成功する。

  • B10-021

    起業を考える上で楽天の初期の頃の話は参考になることが多い。

    楽天の「成功のコンセプト」をまとめた1冊。
    三木谷さん自身が書いているだけあって、この本はとても参考になった。

    楽天のコンセプト
    「常に改善、常に前進」
    「Professonalismの徹底」
    「仮説→実行→検証→仕組化」
    「顧客満足の最大化」
    「スピード!!スピード!!スピード!!」


    「常に改善、常に前進」
    ・企業の発展はGoogle的なダーヴィニアン・アプローチとMSや楽天のように
    細かい改善を繰り返しながら行う2つのパターンに分かれる
    ・1.01の365乗は元の37倍以上になる
    ・自分の潜在能力をあと10%引き出す
    ・「本当にその方法論が効率的なのか、それが必要なのか」いつもそのことを考え続ける姿勢が必要
    ・Get things done ありとあらゆる手段を使って、何がなんでも物事を達成する人間の姿勢


    「Professonalismの徹底」
    ・プロフェッショナルとは1日24時間、1年365日、どこにいても何をしていても仕事のことを考えている人のこと
    ・人は誰のためでもなく、自分の喜びのために仕事をすべきだ
    ・おもしろい仕事はない。仕事を面白くする人間がいるのだ


    「仮説→実行→検証→仕組化」
    ・仮説・実行・検証は未知の問題に直面した時の人間の基本的な行動パターン
    ・模倣・学習も問題解決のための武器
    ・まず、そもそも論で考える
    ・ビジネスにおける仮説は、右脳と左脳のキャッチボールから生まれる
    ・仕組化とは第一に改善を続けられる仕組みを意味する
    ・仕組化には仮説・実行・検証によって到達した効率的な仕事のやり方や新たなビジネスモデルを組織全体で共有するための仕組化もある


    「顧客満足の最大化」
    ・ビジネスには戦争型と戦闘型の2種類がある
     戦争型は大きな戦略を考えながら展開していくスタイル
     戦闘型は相手の顔の見えるスタイル
    ・楽天は戦闘型ビジネスで積み上げ式に業績を伸ばし、臨界点を超えた瞬間から戦争型ビジネスに切り替えるというのが全体的な戦略だった
    ・顧客満足が無ければ事業は成り立たない


    「スピード!!スピード!!スピード!!」
    ・スピードはビジネスの成功率を高める大きなファクター
    ・業績が大きく伸びているような企業では、リーダーと部下の間にスピード感のズレはない
    ・ファーストムーバーズ・アドバンテージからベストムーバーズ・アドバンテージの時代へ
    ・スピードを極限まで高めた先には、想像を絶する頂が見えてくる地点がある

  • 引き込まれる内容だ。いちいちその通りと納得してしまう。それができていないから今の自分なのだと思う。やる気も出るが、心が折れてしまいそうにもなる。一歩一歩進むだけの力が自分にはあるのか。それくらいは誰にでもあるのだろう。続けることができるか、そこにかかっている。他人事ではなく自分事。

  • 2010/07読了。
    目標を定めれば、そこまでの道のりが見えてくる。
    面白い仕事はない。仕事を面白くする人がいる。

  • 三木谷さんの本はほとんど読んだ。
    伝えたいことはほとんど一緒だが、繰り返し読むのは
    これが一番良かった。

  • 当たり前のことをしっかりやるというのは、意外と難しい。
    それを会社の方針としてしっかり掲げているのは素晴らしいと思う。
    【成功のコンセプト】
    1.常に前進、常に改善
    2.プロフェッショナリズムの徹底
    3.仮説⇒実行⇒検証⇒仕組化
    4.顧客の満足最大化
    5.スピード!スピード!スピード!

  • 仕事に対する考え方は人それぞれだと思うが、少なくてもこの考え方は

    どんな仕事をするにせよ、応用可能だと思う。

    業種がITと言う事もあり、多少その業界向きな感じはしますが。

    実践して損は無いと思う。

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著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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