心晴日和

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017917

感想・レビュー・書評

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  • 学校という、同じ年齢の人だけが集まり、その同じ年齢の人たちと12年間もの時を過ごす、特殊な環境の中、主人公の14歳の美輝は、今まで仲の良かった友達から無視をされてしまう。

    学校に行きたくなくなり、学校へ行こうとすると吐き気がしたり、お腹が痛くなったりするようになり、検査のために病院に行ったところ、その病院に入院していた老人との出会い、その老人に、外出できない自分の代わりに、春を感じるものを写真に撮ってきてほしいと頼まれる。

    春を感じるものを探し始めた美輝は、いつも通っていた道がこんなにも春を感じるものに溢れていることに驚く。

    老人が伝えたかったことは、人は探しているものしか見つけることはできないということ。

    幸せなことを探せば幸せなことはたくさん見つかり、困っている人を助けたいと思えば、困っている人はたくさん目に入ってくる。

    また、未来という空白に入れるものによって、考え方や成長すか可能性やスピードが違う。

    未来という空白に「不安」を当てはめた人は、「安定」することに時間を費やす。

    未来という空白に「希望」を当てはめた人は、「挑戦」することに時間を費やす。

    そして両者は同じ結末を迎える。

    それは「失敗」すること。
    思い描いたような未来にはならず、「安定」を求めた人は、その責任を何か他のもののせいにするようになる。国が悪い、組織のせいだ、あいつのせいだ、環境がわるい、時代がわるいと。
    「挑戦」することを選んだ人は、その責任を自分の内側に求めるようになる。あのときこうしておけば、こうなったかもしれない。次はこうしてみようと。

    成長を加速させ、夢を実現させるには、やはり挑戦し続けること、そして、起こることすべての原因は自分にある。つまり、自分の内側にしか原因は見つからないと考えることが大切だ。

    そういう考えを自然とできるようになったとき、悶々とした悩みから抜け出し、心が晴れた記念日のことを、心晴日和という。

  • 自分のかける言葉できまる、探したい物しか見つけられない、などまたハッとさせられる言葉がたくさん

  • 普通のYAと思って読んだら自己啓発本でした。苦手な分野なので、そうと知ってたら読まなかったです。
    書いてあることは正しいのだろうし、丁寧に書いてあるとも思うのですが、主人公の女の子は一昔前のOLさんみたいなしゃべり方だし、すぐに「涙が溢れ出して・・・」とか、そらぞらしく感じてしまいました。慣れてないからかも。

  • 誰が読んでも得る物がありますが
    いじめに悩んでる人には特にお勧めの一冊

  • 再読ですが。
    喜多川さん、いいですね。

  • この本との出会いは今必要だったのだろう。
    もうズキュンズキュン言葉が刺さりまくりで。
    穴だらけでーす。

  • 良かった

  • しつこい性格なので更に喜多川さんの本を読みました。

    うまくいかないと、どうして『自分だけ』と思いがちですが、そんな中、すべては自分に原因があると受け入れ、自分から一歩踏み出す勇気をもつ大切さを教えてくれます。
    また、解決できないとしても勇気を持って決断すればするほど、成長して素敵な人生を歩めると元気を与えてくれます。

    『自立とはどんなことが起こっても、自分の責任としてとらえ、前に進む生き方をすると決めた人が手にすることができる』

    心晴日和が続くように日々、今からでも挑戦しよう(^-^)/

  • 自分が今たまたま心が弱っていたので、読んだらすごく元気になれた!
    前向きな自己啓発の小説という感じ。
    美輝と同じ年齢だから余計に共感できたのかなー。
    図書館員のオススメ本コーナーでふと手にとったら当たりでした。

    この本のなかに込められてる前向きなメッセージ、今日から実践していきたいと思います。
    これからも時々読みたいし、同じ著者の本も読みたい!

  • 人にやさしくしようと感じた。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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