心晴日和

著者 :
  • 幻冬舎
4.20
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本棚登録 : 945
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017917

感想・レビュー・書評

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  • 素敵な作品だった。

    よく、私は何もかもが嫌になる。
    世界そのものが嫌いになるのだ。
    そのとき、「私は世界が大好き、世界も私が大好き!」
    なんて、心の中で唱えていれば、少し気が楽になってきた。

    たくさんのことを教えてもらえた。

  • 週刊アスキーでの対談を見たのがきっかけで読んでみた。啓蒙本なので受け止め方はさまざまかと。第二部がよかった。社会貢献かあ〜。

  • 「起こることすべての原因は自分にある。」、
    「人間は、自分が探しているものしか見つけることができないんじゃよ。」
    美輝が老人・井之尾からもらった言葉が心の中に残りました。

    今すぐ何でもかんでも上手くいくわけではないけれど、少しずつ私自身が変われたら、私の周りの世界も変わるのではないだろうかと思えた一冊でした。

  • 私も「大好き」実践して、うまく行ったような気がします♪

  • 仲の良かった友達から仲間はずれにされ、不登校気味になった女子中学生を主人公にした、自己啓発書。

    起こっている出来事事態に幸不幸はなく、自分がどう捉えるかが全て。
    起こることのすべての原因は自分にある。
    心がけ一つで自分を取り巻く世界は変わる。
    こういったメッセージが、分かりやすく力強く語られる。

    主張はアービンジャー・インスティテュートの『「箱」の法則』に通ずるものを感じた。
    それの学生版といった印象。

    自分自身の経験からしてもここで言われていることは真実。
    自分では日々心がけていることだけど、なかなか他人に伝えるのは難しい。
    将来自分に子供が出来たら、どこかで読ませてあげたいなあ。

  • 為になる本ではあるが、あっさりとさらっと読めてしまう内容で、物足りなさが残る。

  • 言いたいことも、それが素晴らしいってこともわかる
    でもなんだか、それを前面に出しすぎな感があって、深さを感じないかな?
    10代や心が弱ってる時はこのくらいの方が良いのかしら?

  • この本は二部で構成される。
    一部では、14歳の女の子が中学でいじめに悩み、たまたま検査にきた病院である老人に出会い、それをきっかけに強く変わっていく姿が描かれる。
    二部では、成長して大手工務店に就職し、いわゆるキャリアウーマンの地位を歩む28歳の主人公が、小さな材木店の社長との偶然の出会いをきっかけに、自立とは何か、本当に大切にすべき価値観は何かに気づく過程が綴られる。
    一部も二部もそれぞれの世代において誰しも一度は抱えそうな悩みであり、深いテーマである。

    一部は学校でいじめの悩みをもつ学生に、いや全ての中高生やその親に読んで欲しい。
    二部は就職して2,3年を過ぎて今の会社に疑問を持ち始めた社会人にお勧めしたい。

  •  待ちに待った喜多川さんの新作です。期待を裏切らない喜多川さん、今回の作品もスーッと心に入ってくるストーリーでした。女子の世界を全ては理解できてないかもしれませんが、中学生の頃に戻ったような感じで、楽しく学ばせて戴きました。

     そして今の大人になった私も、まだまだ全てをクリアできてない事を痛感させられました。

     特に「一人じゃ生きていけないからこそ、誰かにとってなくてはならない存在になろうとしなくちゃ。」「自分を変えることは今この瞬間からでもできる。」「今、抱えている悩みも十年後にはその人の人生をつくる上での大切な経験になってるということ。」「人は、勇気を持って決断した数だけ、強くなり、その分だけ大きく成長できるのです。」辺りが圧巻でした。

     ありがとうございます。


     以下、本書で共感した箇所です。

    ☆page.11

     人間は、だいたい自分に起こる出来事を深刻にとらえすぎる。

    ☆page.15

     起こっている出来事によって、幸せとか不幸せとかが決まるわけではないんじゃよ。まったく同じ出来事が起こっても幸せだと感じることもあれば、不幸だと感じることもある。ようは、受け取る側がその出来事をどうとらえるかの問題なんじゃ。

    ☆page.19

     人は毎日、昨日とほぼ同じことをグルグル考えて迷いながら生きているらしい。

    ☆page.25

     目の前にあるものを見て、誰かの喜ぶ顔が浮かぶ人は、何をやっても成功する人じゃよ。

    ☆page.27

     自分を不幸にするどんな些細なものも見逃さないほど敏感になってそれを捕まえようとしておる。結局、自分の方から積極的に自分を不幸にするものを集めて生きているということなんじゃよ。

    ☆page.63

     学校に行けなくなってしまった人や、仕事に行けなくなってしまった人、あらゆることに対して無気力になってしまった人はどんなに自己弁護をしても、人から『ありがとう』って言われることをしていないという点で共通している。

    ☆page.65

     自分を変えることは今この瞬間からでもできる。

    ☆page.149

     今できることを必死でやっていけば必ず必要なときに必要な出会いが与えられるように俺の人生はできているんだよ。

    ☆page.158

     一人じゃ生きていけないからこそ、誰かにとってなくてはならない存在になろうとしなくちゃ。一生、自分は誰かにとってなくてはならない存在として生きるという覚悟をしたとき、自立したことになるんだと俺は思っているよ。

    ☆page.161

     名刺を出したときに大手の名前が印刷されている自分の方が社会的勝者であるという価値観が自分の中のどこかにあったのだろう。

    ☆page.186

     今、抱えている悩みも十年後にはその人の人生をつくる上での大切な経験になってるということ。

    ☆page.187

     人は、勇気を持って決断した数だけ、強くなり、その分だけ大きく成長できるのです。

    ☆page.189

     つまり、「自立」とは、どんなことが起こっても、自分の責任としてとらえ、前に進む生き方をすると決めた人が手にすることができるものなのだと僕は思っています。

  • 当たり前と思って忘れてしまいがちなことに気づかせてもらいました。
    今まで全部が自分をつくっていて、なにより自分と一番付き合っているのは自分なのだ、と。
    わたしも、楽しいから笑うんじゃなくて、笑うから楽しくなるんだと信じたい。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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