心の野球: 超効率的努力のススメ

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018242

感想・レビュー・書評

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  • 男性患者様からとても人気があります。通院のたびに少しずつ読み進めていらっしゃる方も多いようです。

  • チェック項目51箇所。超効率的努力・・・毎日30分机に向かう、休憩時間の10分間に宿題や復習をする・・・毎日の積み重ね。一日10,15分の努力の積み重ね。スポーツマンシップの大切さ・・・挨拶、返事、礼儀、道具を大事にする。技術だけでなく心も。努力を重ねた分だけ結果が出る。努力は楽しまなければならない。野球の神様は努力する人に降りてくる。野球であれば野球の技術の努力と心の努力を両方する。バランスが大事。道具を大事にする。辛いことがあっても受け入れる。絶対に諦めない。自分にできることは何か?身体で勝てなければ頭を使う。目の前に起こったことはパーフェクト。試練・・・試合の「試」と練習の「練」。次への挑戦へと進むステップ。野球も人生もうまくいかないのが当たり前・・・超マイナス思考。+には-が含まれている。マイナスを乗り越えてこそプラスになる。指導者は選手と共に考え、ともに歩む。WBCの投球制限・・・プロでも投げすぎると身体を壊す。練習にはバランスが大事。1000回の素振りより、集中した50回。勉強、スポーツ、恋愛、すべてはバランス。高校生は恋愛禁止ではなく相手を思いやることのできる恋愛をしていい。でもバランスを大事にする。指導者は子供の見本。飲酒・喫煙をグラウンドでするのはありあえない。ミスするのは当たり前。プロでもミスをする。一度壊れた身体は元通りにはならない。選手よりも指導者の育成が必要。「勝たせていただいた。」。練習してもすぐに結果が出ない。毎日コツコツ努力をするとある日突然成長する。人間は一人では何もできないからこそ周囲の人に感謝する。父母に感謝する。「難」が有るから「有り難う」。仕事を通して自分を磨くのがプロフェッショナル。審判の癖を知る。サボったらサボっただけの結果。勝ってもプロセスを経てなければ価値がない。桑田選手の優勝の条件・・・技術的実力、気合、必勝の信念、自然・神の力、チームワーク、戦略、フロントと現場の結び、ファンと選手の結び、スポーツマンシップ。格好悪いは人の評価・・・人の評価ほどあいまいなものはない。聖徳太子、毛利元就の話。

  • 指導者に読んでもらいたい本。
    p102
    日本の指導者にどうしても、伝えたいことがある。指導者は「選手に教える」のではなく、「選手とともに考え、ともに歩む」存在だ。
    金の卵は大事に扱わないと殻が簡単に割れてしまう。
    今こそ、指導者のレベルを底上げしなければ、日本野球の更なる発展はない

    今後の少年野球指導にとても参考になった本です。

  • 超がつくほどのマイナス思考と断言する。
    だからこそ勉強して、あらゆる事態に備える。
    それを苦労と思わず、楽しいと感じるクワタ氏。
    同学年であることを嬉しく思います。

  • 桑田カッコイイ!

    野球人としてではなく,人間ができているね。一流選手はやっぱり精神力が人並みではないんだな。。

    中盤の野球論のところは僕には本当には理解できていないのだろうけど,前半の精神論・人生論は野球ファン以外の人にも読んでもらいたい。

    桑田の表面的なことしか知らなかったが,この一冊で本当に尊敬できる人であると感じた。これからのプロ野球をよくしてもらいたいな。

  • この本を読んでいて特に印象的に感じたのは、桑田真澄という男がとりわけ野球について、自分の人生について、真剣に考えているということだ。プロに到達するまでの過程にしろ、その練習にしろ、はたまた勉強にせよ、どれもが皆均等に全力を傾けることは難しいが、そんな中でも桑田は、いかに効率的にやるかによって、その質・完成度を高めていこうとしているということに終始一貫している。だからこそ、他のプレーヤーに比べて、言葉の一つ一つに論理的成り立ちがあると読み手に感じさせることができるのだと言える。引退し、大学院を卒業し、野球で学んできたものを広く子供たちに普及させるという目的を果たす一方で、今のプロ野球界の考え方、在り方にも、ぜひメスを入れていただきたいと思っている。

  • 私は、巨人が好きで、その中でも桑田真澄投手は特に好きな選手だが、彼は選手としてだけでなく一人間としても尊敬できる人だなと思った。

    野球界が精神的にも成長することを祈る。

  • 野球、人生に対して真摯に取り組まれていることが伝わってくる良書。
    効率的、合理的に取り組む重要性やすべては必然と考える心の持ち方など、我々の生き方の参考になることがたくさん盛り込まれている。

  • 783.7 ク 登録番号8037

  • 元巨人軍投手桑田真澄氏が、自身の野球人生を振り返り、
    背番号18に肖って、18章立てで野球人にとって大切なことを記述。

    特に「心」、つまり、気持ちの大切さにフォーカスした内容で、
    野球人のみならず、人として生きる誰に対してでも当てはまる内容だった。


    本書に関わらず、プロスポーツ選手が書く本の内容というのは、
    総じて納得感が高い。
    もちろん、本職で成功を収めた人が書く点もある。
    ただ、マーケティングの本と異なり、結果論と感じない理由は何であろうか?

    悪い面や気持ちの揺れ・迷いも含めて記述されていることへの共感。
    また、著者の一面しか知らなかったことへの驚きと認識。
    これらを思い知らされるからではないだろうか?

    本書を読むと、世間ではとかく印象の悪い桑田真澄氏に対する見方は変わる。
    内容も含めて、一読する価値のある本だと思う。

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