魔女は甦る

著者 :
  • 幻冬舎
3.30
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本棚登録 : 859
感想 : 185
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019829

感想・レビュー・書評

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  • 間違えて二回読んだ

  • グロテスクな表現があるので、苦手な方は注意が必要。
    読後感は良くないが、続きが気になり面白かった。
    このような事件は起こり得るし、実際に起きた際にはもう止めようがないところが恐ろしい。
    どんでん返しはないので驚きはなく、ローテンションのまま気付くと読み終わっている。
    誰も救われず、すっきり事件解決とはならない。
    個人的には宮條さんが好きだったので、あの最期は悲しい。

  • なんかずーっとしんどい、気持ち悪い、可哀想。。
    負の感情を揺さぶられまくった。
    読んで得たものは、こんなに負の感情があるのかーってこと。
    しかし、ほんまにあんな薬物があったら世界は一瞬で破滅するんだろなぁ。そして、それを作る技術はこの世にあるんだろなぁ。もしかしたら、作られて実験の段階…そんなの飛び越えてんのかなぁ。とか、ほんまに怖くなった。

  • +++
    埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。被害者は現場近くにある製薬会社・スタンバーグ製薬に勤めていた桐生隆。仕事ぶりも勤勉で質素な暮らしを送っていた青年は、なぜ殺されなければならなかったのか?埼玉県警捜査一課・槙畑啓介は捜査を続ける過程で、桐生が開発研究に携わっていた“ヒート”と呼ばれる薬物の存在を知る。それは数ヶ月前、少年達が次々に凶悪事件を起こす原因となった麻薬だった。事件の真相に迫るほど、押し隠してきた槙畑の心の傷がえぐり出されていく。過去の忌まわしい記憶を克服し、槙畑は桐生を葬った犯人に辿り着けるのか。
    +++

    『ヒートアップ』を先に読んでしまったが、それでも充分に恐ろしさに戦慄させられた。国は、都合の悪いことはすべて隠そうとするが、現実にも知らされていないだけで、本当は恐ろしいことがすぐそこに迫っているように思えてきて、心底震える。極近い関係者しか知らない恐怖が、ほかにも多数ありそうで疑心暗鬼に駆られる。本作の事案の場合は、良心とかつての悔恨を原動力に、戦ってくれる警察官の存在で、爆発的に恐怖が広がる危険はいったんは回避されたが続く物語のことを思えば、決して穏やかではいられない。現実社会では、科学者の良心を切に願うのみである。息ができなくなる心地の一冊だった。

  • 渡瀬警部が出てくる〜とワクワクして読んだが、不完全燃焼。スプラッタ感もホラー感も大どんでん返し感も作者の多作品よりも薄く、かなり早い段階でとある犯人が浮き彫りになり、その後のまさかのどんでん返しを期待するも、そのままおしまい。もっとスパイス欲しかった。

  • 怖っ!気持ち悪っ!!
    読み終わったあと、つい叫んでしまった。
    登場人物は、妙に惹かれる人物ばかりだったが、哀しい結末に...

  • ヒートアップを先に読んでしまった失敗は言うまでもない( ̄▽ ̄;)

  • 古手川刑事が捜査一課新人として端役で登場する。
    個人的にはこれが一番で、本筋はあまり好きになれない設定ですね。とはいえ「それでそれで」と一気読みしたんだけどさ。

  • この本の舞台になってる県民としては、
    現実になったら、普通にコワいんですけど……っていう
    読後に残る薄気味悪さが、この小説のツボです。

  • ヒートという新型麻薬の話。
    かなりヘビィだった。最後も。カラス怖い…

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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