- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344019829
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
すっきり完結!という話ではなかったですが、一気に読めました。渡瀬班長がいいキャラ。
-
クラッシック音楽を描くのをホワイト七里とすると、本作はエロ・グロ・暴力を描くブラック七里だ。なんとも悲惨な犯行と思っていたらとんだ結果になってしまったが、もう少し救いのあるものに出来なかったのかしら、なんとも後味の悪い物語になってしまった。やはり警察小説になると渡瀬が出て来るが、この著者の作品は手塚治虫のスターシステムのような感じで登場人物が出てきて、作品作品の繋がりも楽しむことが出来る。
-
ずっしりと重いテーマですがよみごたえあり。事件のその後は読者のご想像にお任せタイプで終了しているのでモヤっと感あり。
-
うっ…思った以上のグロさ…なかなかキツイ。
ストーリー展開は興味深いんだけど、つらくなるレベル。 -
グロい。
でも引き込まれる。
個人的には、ラフマニノフよりも
ぐいぐい読めたかなー
と。
でも、グロ過ぎて受け付けない人も
多いかもしれない…
読んでいて、ああ、この人
化学とか製薬業界に詳しくないんだろうなー
という感じがしてしまったのは残念でした。
あと、後半の戦いとか、ちょっと
くどかった…
そして、救いのない終わり…
どよーーん、としてしまいました(・・;) -
1日で読破した。前半はかなりのスピードで読み進めることができたが、後半になるにつれ、スピードダウン。読んでて、スプラッター映画でも見てるんじゃないかっていう残忍な描写だったから。まさか人間の創ったものが生態系を経由して(烏という容疑者を介して)人間を殺めるというのは全く予想がつかなかった。中山七里氏にしては珍しくラストが小康状態では無かった。あれは…烏との一騎打ちで両成敗って事でいいのかな?若干消化不良。この作品もだったけど、中山七里氏の作品は何処か現実味を帯びていて、此方側もそれを意識せずして読めない。それ故、読後もずっと心臓に汗かきっぱなし笑 印象的だったのは、捕食以外の目的で同種族を殺すのは人間くらいだ、っていう台詞。自己嫌悪になるね。
-
物語に入っていくまでちょっと時間が掛かった。最初からグロい。今まで読んできた中山作品とはまた違った感じだった。ミステリーというか、ホラー寄り。でも、終盤の文章力は圧巻。表現がすごすぎて、珍しく映像で見てみたいと思った。いや、実際映像化されたらちょっとグロくてやっぱり見ないんだろうな。後味はあまりよくない作品だったが、続編があるとのことなので、こちらも読みたいと思う。
-
(2016/11/18読了)
死体の様子や、取り巻く人達の過去など、あまりにも劇的なので、共感は全くなく、娯楽作品として読んだ。ドラマチックすぎて、アメリカの映画を観ているような感じ。
星4つはおまけ。
(内容)
埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。被害者は現場近くにある製薬会社・スタンバーグ製薬に勤めていた桐生隆。仕事ぶりも勤勉で質素な暮らしを送っていた青年は、なぜ殺されなければならなかったのか?埼玉県警捜査一課・槙畑啓介は捜査を続ける過程で、桐生が開発研究に携わっていた“ヒート”と呼ばれる薬物の存在を知る。それは数ヶ月前、少年達が次々に凶悪事件を起こす原因となった麻薬だった。事件の真相に迫るほど、押し隠してきた槙畑の心の傷がえぐり出されていく。過去の忌まわしい記憶を克服し、槙畑は桐生を葬った犯人に辿り着けるのか。
(目次)
1.魔女の末裔
2.魔女を狩るもの
3.魔女の下僕