上と外 1 素晴らしき休日 (幻冬舎文庫 お 7-1)

著者 :
  • 幻冬舎
3.55
  • (104)
  • (119)
  • (323)
  • (17)
  • (1)
本棚登録 : 1044
感想 : 130
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344400047

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中南米、ジャングルと遺跡と軍事政権の国。4人の元家族を待つのは後戻りできない
    〈決定的な瞬間〉だった。全5巻、隔月連続刊行、熱狂的面白さ、恩田ワールドの決定版

  • 家族の崩壊。不穏な国内情勢。ヘリコプターから練と千華子が!!!

  • 主人公だからうまくいったんだろうな、ってことで。読んでて軽くへこみました。非現実すぎる気もしたし…

  • 主人公の祖父(町工場の社長)の言葉がツボにはまりました。こういう台詞を読めてよかった。

  • 冒険

  • 話の流れというよりも、節々にある言葉が気になって読んでしまう話。

  • 離婚のため離れ離れになった家族が年に1度集う夏休み。中南米のG国に渡った家族を待つのは、後戻りできない「決定的瞬間」だった。家族はもう1度会うために、全員で日本に帰るために、前を向いて歩いていく。

    1年かけて発行、全6巻で完結したこの話。
    全部読み終えてまず思ったことは、「アニメ化してくれないかな」だった。

    話の内容はそれはもう破天荒。
    ジャングル、マヤの儀式、火山……。
    なんとなく思い出したのが、『天空の城ラピュタ』
    あれくらいの急展開と冒険が待っていると思っていただけたらいいと思う。

    ジャングルに放り出された練と千華子は生き延びるために、その両親の賢と千鶴子は助け出すために、今までの経験を活かして死力を尽くす。
    1,2巻までは少し退屈な印象も受けるが、この話の面白さは3巻から。
    信じられないくらいの不運に巻き込まれる彼らがどう行動するか。
    彼らがほっとけなくなって、電車でもバスでも家でも講義中でも読み通す始末。

    でも、あの終わりはあっさりしすぎだなぁ……。

    1冊あたり150ページ前後、どの巻も勢いに乗れば1時間前後で読める。
    熱中できるファンタジーを読みたいならお薦めします。
    ただ、文庫版は1,2巻以外は品切れの模様。
    全巻分収録のハードカバーも滅多に置いてないので、古本屋をめぐったほうが見つけやすいかも。

  • 060511〜13・借・全6巻

  • 子供の大冒険!違和感のない、その聡明さ。全6巻。

  • 060306 文庫ではなく、ハードカバーでいっき読み。現実はこんなに甘くないよ。とつっこみつつも、ハラハラどきどきの連続。面白かった。

全130件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×