上と外 1 素晴らしき休日 (幻冬舎文庫 お 7-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1044
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344400047

感想・レビュー・書評

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  • 副題の『素晴らしき休日』なんて、なんて皮肉(笑)
    あらすじを見てると、ん?千華子と千鶴子はで一体どこに住んでるの?とかな楢崎練が最初女の子だと思ってました。(名前で何となく)

    千鶴子もなかなかいいですね。
    最初の巻だけあって、人物の説明も多い。
    恩田らしく、頭のよい意思のはっきりした人ばかりだけど。あの4人家族。

    練もなかなか、不思議な男の子です。
    工場のおじいちゃんの生き方素敵。一流のプロフェッショナルだな。
    「きちんと自分の手を動かしていて、なおかつそれに見合うだけのことを言っているのは相当立派な人物だと思っていい。」
    「何かをするときには〜質が大事なのか、速さが大事なのか。」
    恩田さんはほんと、こういうことを経験したことあるかのようなことを言うのがすごい。
    これプロの言葉じゃん。

    こういう家族、逆にかっこつけすぎ、とも思うんだけど。
    けれど、恩田さんの作品ってそうだけど、頭や勘のいい子や大人が自分の‘役割’を演ずるっていうのも多いんだよねぇ。
    みな、器用なだけに本音を隠したり。

    千賀子の向こうが、いきなり何もなくなった。
    から練と千華子がヘリコプターから放り出されるなんて、なんてすごい展開なの!

    続きが気になって当然でしょ。

  • 恩田作品の中でも珍しいジャンル(?)の作品。

    全6巻のうちの第1巻。


    ******** 再読記録 *********

    2009.07.08

  • いまんとこおもしろい

  • まだ最後まで読んでない!
    なんか話が大きくなってきたな…

  • 090119(n 090503)

  • あまりにも非現実すぎて、展開が読めずハラハラさせられる。
    良くも悪くも娯楽小説然とした感じ。
    終わり方は好き。

  • 薄い本だしすぐ読めると思ったが、シリーズ物であったか!6冊にも分けるならなぜ、1冊をもっと厚くしなかったのか。ここで本を分けなきゃならない理由が何も見つからないんですが。というよりまだこれが何の話になるのか、SFファンタジーなのかホラーなのか冒険活劇なのかただの家族愛ものなのかさえ、皆目わからないままで1冊終了と言われてもなあ…文体じたいも非常にわかりにくいです。ショッパナから妙に謎めかしてるのが鼻につく。そんなもったいぶるなら別に読まなくていいよ、と言いたくなっちゃうよ。

  • 2008/8/6.

    旅の初めはいつだってわくわくする。
    高鳴る胸の鼓動、そこには一抹の不安があることを、誰もが見失っている。

    祖父の考え方や生き方が格好良くて、けれどあの域に到達するにはあたしはまだ幼すぎるなぁ。
    家族というのは妙な集団だ。目には見えないのだけれど、名前だけで縛られてしまう。
    あの妙な結束感とぎこちない感じを思い出した。

  • 1巻以降がもう怒涛の如く来て面白い!!!平和なのは今だけだよ…とな。

  • 借本。
    著者の本はこれが初めて。
    読み始めた時、多少の違和感を感じたけど、
    読み進めると何処かへ消え、どんどん引き込まれていった。
    久しぶりに続きが楽しみな一冊に出会えた。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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