奈落のエレベーター (幻冬舎文庫 き 21-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413573

感想・レビュー・書評

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  • 本当にそのまま、
    悪夢のエレベーターのその終わった瞬間からの続きなんですね。
    間違いなく、
    悪夢のエレベーターを読んでから読みましょう奈落のエレベーター!

    つかね、
    前に読んでて読み直してなかったんで完全にうろ覚えなうで読み始めて、
    ん?
    と、
    分からなくなることたくさん。

    そうそう!
    この作者の木下半太さん。
    舞台の脚本とかを書いてるせいか、
    舞台ちっくな文体になっててそこが好感を持てたのよ。
    でも、
    今回のはちょっと、
    そういう舞台テイストってのがなくなってて微妙。。。
    悪夢のエレベーターの良いテンポのドタバタ感がちょっと潜まってて残念かもです。
    って、
    言うのが全体の印象。

    ゴスロリなカオルに、
    オカマのマッキーに、
    三郎だ!

    カオルがさらの陽子を殺しに行くんだ!
    それを止めに三郎が行くけど無理なんだよねぇ。。。
    一方、
    マッキーは車でお留守番をしてたんですが、
    そこに現れたるは業者。

    前回の悪夢の時に使った薬を売ってくれたヤバイ人のこと。
    その元締めが銀行員(あだ名な)
    銀行員と、
    マッキーのやり取りはハラハラよ。
    で、
    途中からジェニファーも加わるの!
    ジェニファーはオカマですが日本拳法の達人だったりするんですよね。
    関係ないけど、
    マッキーがどうしても、
    ワンピースのボン・クレーと被って残念というか、
    良い彩りをくれてる笑
    どうしても、
    マッキー=ボンちゃんになっちゃうのよねぇー。
    で、
    このジェニファーもですが、
    1番残念なのが、
    ジョギングしてたおじいちゃんよね。
    このシーンは笑ってしまったわ。

    カオルは殺し過ぎじゃないか?
    シリアルキラーになっちゃってるよね。

    三郎なんか、
    元々からそんな感じだった気がするけど、
    ダメダメだめんずですよ。

    最終的には、
    三郎は生きてる?
    カオルも?
    つか、
    マッキーとジェニファーも病院にいる?
    つか、
    悪夢シリーズまだ続いたりするのか?!

    1はおもしろい!
    2は微妙。。。
    3は?
    どうなるんでしょう?
    つか、
    3あるのか?

    1は舞台ちっくで、
    2は映画を目指してたのかな?
    よく文中でも、
    映画の話が出てくるのよ。
    ホラー映画のワンシーンのようにとか、
    レオンのゲーリー・オールドマンとか、
    タイタニックがどうのこうのとか、
    そういうの目指して書いてたのかな?

    あとね、
    視点が「三郎」「マッキー」「カオル」って、
    ちょこちょこ変わりすぎるのね。
    3つの短編をいくつかに切り分けてばらばらにまとめたって印象も残念ポイントかな。

    3があるなら期待しようか。

  • 「悪夢のエレベーター」の続編。
    マッキーと新キャラのジェニファーが好き。
    前作同様、台本っぽいのでサクサク読める。

  • 「悪夢のエレベーター」の続編だが、無理に話を続けるとつまらなくなる典型になってしまった。展開が無理矢理で気持ちがついていけなかった。どんでん返しを狙いすぎているのも嫌味になっている気が。

  • 笑いあり涙ありどんでんありで、エンタテインメントとして普通におもしろいが、木下作品としては下作。意想外の振幅も小さく、全体として、ただのドタバタ劇に終わっている。木下氏ならではの奥行き、深みがなかった。乏しかった。個人的には血腥すぎるのも嫌気した。残虐シーンだけは未だに苦手。心臓の弱い人にはちょっと厳しい。かなりの部分、目を覆ってしまい興も半減。普通に楽しませてもらったのだが、木下氏だからこその辛口評。

  • 『悪夢のエレベーター』を映画で知って以来、木下半太さんの作品はたびたび読んでいるが、同作に続きがあったとは知らなかった。確かに続きがありそうな終わり方ではあったが。本作も一応は三郎やマッキーたちのその後が気になる。というか三郎は本当に死んでしまったのか??多分、私が読んでいないシリーズにその答えがあるはずなのだが……。
    本作でも、シリアスな場面なのになぜかクスリと笑ってしまうようなテンポの良さが良かった。

  • いわゆる、タランティーノ作品とか、ガイ・リッチー作品とか、SABU作品とか、そういったタイプの作品でした。

  • やっと抜け出した悪夢のマンションに再び引き戻された三郎。彼の前に、殺意に満ちた少女が立ちはだかる。一方、事情を知らずに車で待つマッキーの元に、男の影が…。薬で眠らされたマッキーが目を覚ますと、大切な仲間が惨い姿で転がっていた。自分たちは最初からハメられていた?『悪夢のエレベーター』のその後。怒涛&衝撃のラスト。

  • 【すべてが破綻している】

    木下作品は基本的にファンタジーだと思って読んでいるが、これは、読んでいて辛かった。

  • ブログで読んだ時はつまんなかったけど、本だと面白く感じた

  • 悪夢のエレベーターの続編。最初から最後までぶっ飛んでます。でもこのハチャメチャな感じが好き。ジェニファー最強!

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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