全告白 後妻業の女 筧千佐子の正体 (幻冬舎アウトロー文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344431553

作品紹介・あらすじ

夫や交際相手11人の死亡で数億円の遺産を手にした筧千佐子。なぜ男たちはごく普通のオバちゃん然とした彼女の虜になってしまったのか?その秘密を探ろうと23度もの面会を重ねた著者は、彼女の体に染みついた〝業〟を身をもって思い知ることになる――。語ったこと、そして頑なに語らなかったことから、知られざる千佐子の闇を白日の下に晒す。

感想・レビュー・書評

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  • 小野さんの取材して書いてる本が好きでノンフィクションのものはよく読んでます。
    どの事件も胸糞悪く、内容的には気持ち悪くなることもあるのですが...笑

    今回のはテレビでもよく映っていたおばちゃんの、筧千佐子。え?普通のおばちゃんやん!とテレビで何度も驚いたっけ。

    本人とのやりとりや裁判記録、小野さんの独自取材など記載があります。
    この筧って犯人。まー二股も三股もしながら心優しい男性のご老人へ心の隙間に入り込む。お金のためなんでしょうね.....そうであっても失った家族からすれば絶対に許せない!このおばさん反省してないのよねー、最後まで。

    でも、こーゆう人が残忍な犯罪を犯すんだろうなぁと、読み進めていくうちに思いました。

    被害者ご家族の皆様にご冥福をお祈りします。

    ※本の概要※
    夫や交際相手11人の死亡で数億円の遺産を手にした筧千佐子。なぜ男たちはごく普通のオバちゃん然とした彼女の虜になってしまったのか?その秘密を探ろうと23度もの面会を重ねた著者は、彼女の体に染みついた〝業〟を身をもって思い知ることになる――。語ったこと、そして頑なに語らなかったことから、知られざる千佐子の闇を白日の下に晒す。

  • 小野一光『全告白 後妻業の女 筧千佐子の正体』幻冬舎アウトロー文庫。

    老齢の男性11人と交際、結婚を繰り返し、男性たちを殺害、数億円の遺産を手にしたとされる筧千佐子の闇を暴くノンフィクションという触れ込みだが、全く何も見えなかった。筧千佐子と23度も面会したと自慢気に記述しているが、その甲斐も無いようだ。

    この著者のノンフィクションは何作か読んでいるが、いずれも結局のところ何を言いたいのか解らぬつまらない作品ばかりだった。その割りにはキャッチーなタイトルの興味ひかれる事件をテーマにするので、ついつい手を出し、痛い目にあっている。

    事件が発覚した当時、テレビのニュース番組で筧千佐子がインタビューを受けているのを見たが、普通のおばさんという感じでとても殺人犯とは見えなかった。しかし、その普通のおばさんの仮面の下には恐ろしい悪女の顔が隠れていたのだろう。

    本体価格730円
    ★★

  • 床上手な家政婦は独り身の男性には最高。
    これが正体。十数年前は女性を生業としていた人がいたのかもしれない。

  • 事件が事件だけに、取材と言っても遺族の多くは「いい年してあんな女に夢中になって恥ずかしい」身内の恥だと取材拒否が相次いだようで、裁判の様子と面会でのやりとりがほとんど。しかも、面会では筧千佐子の機嫌を損ねては、次の面会を拒否されるとの事で、突っ込んだ取材はできていないので少し残念だった。ただ罪を認めても、被害者や遺族へ謝罪する気持ちはなく、自分がどうしたいかが一番で、著者に対してなど最後まで「女」でいようとするエネルギーは凄まじい物を感じた。

  • 全告白 後妻業の女 筧千佐子の正体。小野 一光先生の著書。お金のために何の罪もない人の命を平然と奪うような人がいるとすればそれは人でなし。欲深くて自分の利益だけを考えている人を非難する我利我利亡者という言葉があるけれど我利我利亡者ほど恐ろしいものはない。人でなしを人でなしと非難して我利我利亡者を我利我利亡者と非難することは簡単。でもすべての人は初めから人でなしや我利我利亡者だったけではないのだから、どうして人でなしや我利我利亡者になってしまったのかを知ることが次の悲劇を防ぐことにつながる。

  • 得体の知れなさを感じた。

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著者プロフィール

一九六六年、福岡県生まれ。「戦場から風俗まで」をテーマに数々の殺人事件、アフガニスタン内戦、東日本大震災などを取材し、週刊誌や月刊誌を中心に執筆。『冷酷座間9人殺害事件』『全告白後妻業の女筧千佐子の正体』『新版家族喰い尼崎連続変死事件の真相』『限界風俗嬢』など著書多数。

「2022年 『昭和の凶悪殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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