しがみつかない生き方: 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書 か 1-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981324

感想・レビュー・書評

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  • 勝間和代と比較されがちな著者。

    勝間さんは「やればできる」と言うポジティブシンキングを地で行く感じがします。彼女の本は読んだことがないので、あくまでイメージです。

    一方、香山さんの本は勝間さんの考え方に挫折した人を救い上げる形で、「頑張らなくても、よい。深く考えなくても良い。答えの出ないものは考えても仕方がない」という発想が前面に出ている気がします。著者の最終章でも、勝間さんのことに触れているので、やはり意識はしているのでしょう。

    個人的には、二人の良いところどりをしたハイブリット型が理想な気はします。ケースバイケースで、自分が得意な分野で自信があれば、カツマー的な発想で良いと思うし、恋愛など、必要以上に落ち込むなら、香山さんの考えといったように。

    著書の中に、「替えのきく存在がよい」という意見がありますが、最初、仕事ではそれはまずいかなと思いましたが、考えてみると、その場合、仕事に忙殺されるばかりで、自分のやりたいことができないよねと思い納得。

    心が傷ついている時に読むと良いかもしれません。

  • 「本当に答えが出ることはない。逆に、これだ、という答えが出たときは危険なのだ。」

  • 目線とか立ち位置がフラットで、同じ高さから書いてくれているので、読みやすいしすんなり入ってくる。

  • 肩肘はる必要がなくなる本。

  • ふつうにがんばって、しがみつかずにこだわらずに自分のペースで生きていけば、誰でもそれなりに幸せを感じながら人生を遅れる。それで十分、というよりそれ意外の何が必要であろうか。「あとがきより」

  • 精神科医の立場から「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール、夢・仕事・お金など10種類の「物」にしがみつかない生き方を薦めている。
    最終章では、世間で成功者として認知されている勝間和代さんを目指すな(笑)として、「人生には最高も最悪もなく、そこそこでいろいろな人生があるだけ」という。

    (気付き・応用・感想)
    ・夢をもつ事は大切。ただしその時々で変化して当然。
    ・仕事の動機、最初はパンの為で十分。誇りを持つこと。
    ・お金は出来る限り儲けて、出来る限り蓄えて、出来る限り与える(単に使うという事ではない)。
    ・最悪の事態に陥らない生き方という切り口では香山氏の意見も勝間氏の意見も同じだと思う。

  • 幸せって、やっぱり平凡な日常の中にあるんだよなあ。

    限りある人生、貪欲に楽しんでいかないと。
    ビール飲みながら、好きな曲を聞き流しつつ、本を楽しむ。オイラにとって至福のひとときです。

    勝間女史の著作は最初の3冊を読んで、1抜けたオイラ。
    現実には目を背けて、ひたすら成功を求めて、ふと、成功なんて実は全く手の届かない場所にあるという事実に打ちのめされて。頑張り過ぎの時って、たいてい周りの景色なんて見えてないもんね。

    負け犬の遠吠えと言われようが構わないもんねー♪
    負け犬上等!!

  • 精神科医・香山リカ氏が書く、平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」を手に入れるための生き方。
    ちょっと極端だなあ、と思える意見もありますが、「精神科の先生が書いた本」ではなく「精神科医としてたくさんの患者を診てきた著者が経験を元に書いた本」として読めば、ひとつの考え方として受け止められると思います。
    納得できるかどうかは人それぞれでしょうが、今の生き方に不安や悩みや迷いがある方は、ひとつの提案として、こういう考え方もあるよ、と知っていてもいいのではないでしょうか。

  • これを読んで、そこまでこだわらなくてもいいのかと思い、少し気が楽になった。
    普通の幸せの普通がなかなか難しい。

  • 昔読んだことがありますが、読み返してみました。
    とくに10のルールのうちの最後の「勝間和代を目指さない」ばかりが取り上げられて有名ですが、それ以外の章も読む価値ありです。
    女性目線の視点なので、男性より女性のほうが共感しやすいかも。

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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