Love,Hate,Love. (Feelコミックス)

  • 祥伝社
4.17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396764708

感想・レビュー・書評

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  • 28歳の貴和子は25年ずっと続けていたバレエダンサーを諦め、いままでしてこなかったことをしてみようとタバコを吸って咳き込んでいたところ、隣室の50代大学教授・縫原と出会う。
    28歳処女の不器用な恋愛。

  • 恋愛って、大人になればなるほど複雑で不器用になっていく。
    でも、そんな恋は美しい。
    「スキ」とか「キライ」とかって、口には出さなくても心の中ではいつでもぐるぐる渦巻いてるんだなあ。
    好きな人と過ごすふとした日常でそれを感じたら、そっと言葉にして伝えてみたい。
    大人の恋ってとても偉大でとてもちっぽけだ。でもそれが・・・
    とてつもなく愛しい。

  • 今更登録シリーズ
    ベランダでタバコ吸うとことお茶飲むとこ好き

  • 女性誌で連載された作品。白状するが同時期発売の3冊(『YES,IT'S ME』『MO’SOME STING』)のなかで一番好きかもしれない。というか自分の漫画の好み的に一番馴染みのある雰囲気の漫画。大学教授のオッサンとバレエ一筋で生きてきたアラサー女子(処女)のお話。ああなんつーかすげえよくわかるよこの主人公の男の人に対する感情。「おまえって言わないでよ」てすげえわかる!てなんか衝撃受けた。
    あとバレエに対しての気持ちも。好きなものって長く関わるとすきかどうかわからなくなるんだよね、それでもきっと離れられないもんなんだよなあ。すきを取り戻したときのあのなんともいえない感動って、忘れがたい(まあ、すぐに忘れちゃうんですけど)。

    (20090924)旧ブログより転載

  • 人と人が付き合うのってぴったり合うことなんてなかなかない。でもお互い好きと嫌いの間の重なる部分をさがして、隙間を埋めてく。そんな作業ができると恋ってお互いが満たされるんだろう。

  • 「ひばりの朝」に衝撃を受けてほかの作品も読んでみたくなて
    購入。
    バレエはほんの少しのお飾り程度しか要素がなくて
    勿体ないな、と。
    子供の頃からずっと一途に続けてきたものを辞めるのは
    とても大きな出来事だから もう少し膨らませて描いていたら
    もっと良かったかな。
    けど、隣の先生はかっこいい!
    巻末のおまけも楽しい☆

  • なんか、恋がしたくなる。

  • この作品の魅力は、主人公の相手役の縫原氏につきます。
    アラサー,アラフォーの迷える女子のこんな人居たらいいな。を体現化したキャラクターに見えました。
    語り尽くされた感がありますが、よく西炯子の「娚の一生」の海江田氏と比べられますね。
    年代と職業は類似していますが、設定のキャラクターが対照的な所が、好みが分かれそうです。
    オトナの恋愛は、一直線に直情的に進むよりも、迷いや逡巡出ている部分に若干共感を持ったりしました。特に、歳の差恋愛だと色濃くそういう部分が出ている所が、多少のリアル感もあって、共感を持ちやすいと思いました。
    個人的には、海江田氏より縫原氏の方が、漫画自体が短編という体裁を取っている都合上、彼の生い立ちや経歴がより謎な分、読み手にイマジネーションを掻き立てる所が、一歩分がある感じがします。

  • 凄く共感できる一冊

  • 「私の好きなものは バレエと秋と紺色とコハダと あなた
    それを全部まぜて わーってやったらわたし」 

    って言う台詞がものすごくすきです。
    人間は好きな物の塊で出来てると思うと、そうそう悪かない、って思える。

    もう一つ一つが突き刺さって仕方がない。
    好きなものと諦めたくないものがどうしてもあって、突き進んできて、歳を重ねるとはっと周囲を見回して、これでよかったのかな、って思う。そんなことが思い当たる女の人なら主人公の気持ちが手に取るようにわかるのでは。
    私個人としては、「枯れた大学教授との恋愛」という部分よりもそちらのほうが突き刺さる部分が多かったです。

    「本当に大好きだから、本当にキライになってしまいたくなくて……」

    愛が深まれば深まるほど、好きも嫌いも愛するも憎むも表裏一体なんだという心の矛盾をいたいぐらいついてくる。

    「たまにスキで
    よくキライになって
    ときどき大キライ
    でも本当は死ぬほどスキ

    でも

    バレエはわたしを
    愛してくれなかった」

    こんなことを思ってるときに、

    「あなたがとてもバレエが好きで、大変な努力をしてきた人なんだろうな、って思った」

    なんて言われたらそれはちょっと狡い。ころりと転がりますね。
    そんな人を喜ばせることを嫌みなくさらりと言える老齢の大学教授の描き方も見事です。

    家族にも、好きなひとにも、同僚にも言えない、女の本音
    上手に引き出してます、さすがヤマシタトモコ。


    ちなみに現実に若い女とつき合う男は精神的に未熟な男、っていう後書きにうっかり笑いました。さすが三浦しをんさん推薦の漫画…。これは、漫画だからこそいい話なんでしょうね。

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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