Love,Hate,Love. (Feelコミックス)

  • 祥伝社
4.17
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感想 : 276
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396764708

感想・レビュー・書評

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  • おとなってたいへん。

    「あなたが好き」

    なんて
    さらっと
    純粋に
    言ってみたい!

  • ヤマシタさん初の女性誌というわけで、ホモが好きだけど、まあふつうに読めるかな?という感じで楽観的に購入。買ってから、この方のホモがとても好きだったわたしは落胆するのかな…とも思ったのですが、とても楽しめました。

    恋をするっていいな~と思いました。しをんさんの推薦の言葉に納得。恋に落ちるのは彗星並にハイスピードで、だけどそれを続けていくことは穏やかでゆっくりした時間ややりとりの積み重ねなんだな、と。
    きっと恋をするきっかけなんて本当に些細なことなんでしょうね。好きで嫌いで、だけど好きで。そうやって重ねられるものが、好きなものでも嫌いなものでも、人生においてたぶんすべて等しく愛しいものなのかな、と。
    そして枯れ専というわけではないのですが、オジサン好きといわれるわたしにとっては縫原さんは、やはりとても魅力的なキャラだと思いました。でも実際はいくら大学の先生でもここまで(二次元的な意味で)素敵な方はいらっしゃらないと思うのは失礼だろうか…。
    しかし。夢とか希望とか、30歳前後って、女性にとって大きな岐路に立つ年齢だと思うのですが、そこで当然、一番大切だったものを手放さなければならないこともあって。
    もちろん夢を叶える人もいるとは思うのですが、大半の人間がどこかで折り合いをつけないとどこにもいけない。そういう、自分も誰も信じきれない不安定な状態のときに、入り込むでも突き放すでもなく自然に横に並ばれて、そのうえで真正面から「皆 あなたのことが好きなんだ」とか言われたら、好きになってしまう気持ちもわかる。だって、思っていてもそんなことを口に出して言ってくれる人ってなかなかいない。

    余談ですが、あとがきのしをんさんの話で「現実で若い女の人と付き合う男性は精神的に未熟」というようなコメントに「ほんとうに」と。まさしくそこが現実であり真実でもありました(笑)

  • 「…皆あなたのことが好きなんだ」「…あれをもう一度言われたい」このあたりいいですね。
    「ゴダールのばか~」が個人的にツボ。

  • 大好きで大好きで仕方がなかったからバレェを大嫌いにならざるを得なかった女性と52歳の大学教授のおじさんのお話。

    「君と出会った時の感覚は、本のしおりの紐が朱色だった時と同じ」

    って言うセリフが印象的で、自分が出会ったものが人モノかかわらず大好きで嬉しくどうしようもない瞬間てあるんだと思う。

    止まっていたいほど楽しい瞬間
    好きになった時の始まりの瞬間
    とか。

    大好きで大好きで仕方がないものが何かある人には、しみ込むセリフが沢山あるんじゃないかと思います。

  • 実はデビューコミックス以降、ちょっと食傷気味だったヤマシタさん作品。今回は設定が好きそうだったのと、描かれる雰囲気がいつもより綺麗…というか優しそうで、試しに購入。実際丁寧でゆったりした、それでいてセンシティブっていうか、おどおどしててかわいい? みたいな雰囲気で、素直に楽しめました。ちょっと展開が物足りないかも…とは思いますが、1冊できれいにまとまっていて、キャラクターに好感がもてますv 最近ヤマシタさん読んでないなーという方は是非。

  • 帯コメント: 三浦しをん
    「『恋ってときめくものだったんだ!』と思い出させてくれる。
    素敵なおじさん(枯れ気味)が登場します。」

    あとがき
    「三浦さんの『現実に若い女性とつき合う男は精神的に未熟な男』というお言葉に目からウロコがぼろぼろ落ちたのであった。 『でも、二次元だと萌え』という共通見解に落ち着いてしまいましたが。」

  • ぎゃー!52歳大学教授。女の浪漫ですね。
    大きな起伏はないけれど、夢があって、努力して、でも挫折して、それから前を向いて生きていく。人生ってそんなありふれたもんだけど、大事なものなんだよね。 あと個人的に52歳が若い子と恋愛するときに、比べられたら見劣りする、傷付きたくないから関係をはじめない、って感じてたのが好感持てました。男の下らないプライドでも愛しいわ。 52歳大学教授のオジサマと恋愛したい(黙れ)けど現実で若者に手を出す52歳って、確かに、精神が未熟だよなあ。

  • 誰かを好きになってそれを伝えることができる幸せっていうのを、昔は分からなかったけど今は分かります。

    巻末、しをん先生のコメントには素晴らしく同意。2次元なら萌えるからいいんだ!!

  • 全1巻 歳の離れた恋、男ながらもこのオジサマは素敵だと思う。

  • オサレ

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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