フェア・ゲーム (モノクローム・ロマンス文庫)

制作 : 三浦 しをん 
  • 新書館
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本棚登録 : 308
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403560118

感想・レビュー・書評

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  • 気になってたラニヨン、初読み。
    海外の男性作家さんの書く世界、最初から最後まで萌えさせていただきました。
    ストーリーは、よくある海外もののサイコサスペンス。でもそれがいい。読みなれない人には翻訳ものというだけでハードルがあがるけど、自分は元々好きジャンルだったので、本格的なサスペンス展開にページを捲る手が止まらなかったです。そしてそれ以上に、物語を彩る主人公たちの微妙な関係に悶えました。
    ある事件がきっかけで一度すれ違った大人二人が、思いがけず再会することによって逡巡しながらも想いを再燃していく。想いを募らせながらも葛藤やプライドが見え隠れする描写に大人の男を感じ、物語の最後まですごく惹きつけられました。
    主人公カプ良かったです。視点がずっと受に絞られていたのがまたいい。
    惜しいのはラストがわりとあっさり目だったこと。もし機会があればまだまだこの二人の続きが読みたい。続編が欲しい。
    BL描写や挿絵は他のレーベルとは違って控えめですが、お値段以上の時間と萌え。初めて読んだBLではないM/M小説、良かったです!

  • 海外BL。草間さんの表紙に引かれ購入。この本はBL要素もありますがミステリーのほうで読ませる本だと思います。海外ミステリーが好きな方ははまってしまうかも…。分厚い本ですがミステリーに引き込まれて一気に読んでしまいました。BL的には再会愛です、久しぶりの受けとのHで必死な攻めの「くそっ」て言うセリフがいい!、

  • 海外ドラマのような雰囲気。よく練られている話だなあというのは分かります。がなぜかあまり萌えない不思議が……。
    良くも悪くも引っ掛かる部分がなく淡々と読めてしまった。

  • AEシリーズから遡って参りました。
    言いたいことはすべて解説の三浦しをんさんが書いてくださっていますw
    ジョシュラニョンさんってツンデレ受に攻が折れる図が好きなのかしらw
    危険を顧みずどんどん突っ込んでいくエリオットを口は悪いけど泣くほど心配するタッカーに激しく萌えました。
    濡れ場で思わずクソッ…って口走っちゃうとこも余裕ない感じでいいですねグフフ♡
    M/M、最高。

  • ジョシュ・ラニヨン大人買いその2。
    うん。面白かった。つか、この人、刑事×事件に巻き込まれた人が好みなのか??翻訳四つともそうだよな。。や、楽しいからいいんだけども。
    確かに、こういうミステリをやろうと思うと、片方が刑事だと捜査のあれこれで、話が早い。
    脇キャラが愉快。父ちゃんとか隣人のジャーナリストもどきとか。上司の女性も恰好いいやなーー。

    ほんと、こういうBLを(くどい…)

  • スカーペッタとかリンカーン・ライムとか、海外ミステリが好きで、BLは別腹っていう人にぴったり♪
    好きだな~男同士の友情・・・もとい愛情!!
    しっかりゲイの恋愛ミステリです。

    元FBI捜査官が主人公。
    パートナーは現職のFBI捜査官で主人公の元相棒兼元恋人。
    拗れて別れたふたりが、ある事件をきっかけに再会して、ジタバタイライラグルグルして愛を再確認しちゃう!
    これがBL要素のないふつうのミステリなら妄想で、このふたりの萌えを想像するだけなのですが・・・ふつうに恋愛してますからね。萌えまくりです。
    ミステリサスペンスとしても十分おもしろいですし、BLとしてもきゅんきゅんします。
    男性の書く濡れ場も、色っぽくも男らしくてでもロマンチックなのです。
    とにかく可愛いんだ、このふたり♥
    プライドの高い男ふたりが、お互いにメロメロなのに素直になれず、ほんと馬鹿だなぁ♥とか思いながら読み進めました。
    初の海外BLでしたが、がっつりハマりましたね。BLではなく、ゲイのロマンス小説ですがね。
    他のシリーズも手を出そうと思います。

    草間さかえさんの挿絵も素敵でしたが、もっとあっても良かったのになと思います。でも、表紙は秀逸ですねっ!

  • 翻訳物は苦手なのですが気になって手にとってみました。
    少し時間がかかりましたがおもしろかったです!
    あまりBLBLしてなくて、ロマンスミステリーといった感じです。
    顔をあわせれば突っかかっていくふたりの行方と、事件の展開が気になって先へ進みます。

    三浦しをんさんの解説もよかったです。
    わかりやすくてなるほどーと楽しかったです。
    草間さかえさんのイラストも素敵。表紙・裏表紙がいいですね。

  • BL(というにはファンタジーさが少ない、けどそれがいい)とミステリーの融合。どちらも読みごたえあります。
    翻訳ものはジャンルに関わらず余り読まないのですが、程よい固さで読みやすかったです。表紙買いしたのですが、買って良かった。
    解説の三浦しをんさんは暴走しすぎじゃないかな!(笑)読んでて目をそらしたくなるのは、同じ意見だからなんだと思います。

  • 文句なしに面白かった。ミステリーもしっかりしてるし、エリオットとタッカーが関係を修復するのかというところもそわそわしながら読みました。文体はやや硬めですが、私はむしろこういうドライな文体は好きなので嬉しかったです。

  • ▼あらすじ
    シカゴの大学を舞台に繰り広げられる、甘く激しい男たちのミステリー・ロマンス、開幕。

    犯人の銃弾はエリオットの膝をプライドとともに粉々に打ち砕いた。
    そして失意のエリオットに対し、相棒で恋人のタッカーは冷たく背を向けたーー。

    17ヵ月後、教員として大学勤務につき、次第に落ち着いた生活を取り戻しはじめていたエリオットは、 学生の失踪事件の調査を依頼される。捜査協力するFBI捜査官を前に彼は目を疑った。
    そこには一番会いたくない、けれど決して忘れられない男、タッカーの姿があった。

    元FBIの同僚と大学教授のミステリー・ロマンス。

    ***

    BLには珍しいシンプルな表紙と、海外のBL小説を翻訳したという事で二重に興味を惹かれて購入しました。

    内容は元FBI特別捜査官で現在は大学で歴史を教えるエリオットと、FBI捜査官で元恋人のタッカーが一つの事件をきっかけに再び出会い喧嘩をしつつもお互い協力し合って捜査を進めて行くお話です。

    文章量は多めですが、読み辛いという事もなく展開もスリリングで面白かったです。
    肝心なBLの部分も思ってたよりちゃんとBLなので満足。
    海外ドラマが好きな方にお勧めしたいですね。

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