てのりくじら (枡野浩一短歌集 1)

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408533193

感想・レビュー・書評

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  • 5・7・5・7・7のリズムって心地よい。
    日本人だなぁ。

    ちょっと後ろ向き、でもクスって笑える。
    皮肉ってる、でも優しい。

    そして、イラストのクジラたんがかわゆい。

    バラ色の未来のためにフラスコの中で生まれた
    灰色のバラ

  • 短歌ももちろんだが、絵の感じもいい。
    オカザキマリさんはこういう絵も描かれるのね。漫画とは全然違うイメージです。

    短歌は全体的に、暗い。
    普通の暮らし、があるとして、その一枚ベールが下の部分について書いている感じがある。
    短歌はそういうものがいいと思うので(ただの幸福は短歌になりにくい)、いい歌集だと思う。
    さらっと読めるが、何かが残る。

  • 絵本みたいな短歌の本。
    すごく好き。

    真夜中の
    電話に出ると
    「もうぼくを
    さがさないで」

    ウォーリーの声

  • 初めて読んだのは小学生の時ですが、神だと思いました。

  • 怖い童話、みたいな感じ?
    するどい一言だったり、思い当たるセリフだったり。買った後におかざき真理のイラストと知って、嬉しさ2倍。

  • 帯の「気づくとは傷つくことだ」という一文にやられて衝動買いしました。外観は絵本みたいにかわいいですが、中身はきっちり皮肉が利いててああ枡野さんだ、という感じ。一回目にガツンと来る歌もあれば、繰り返し読んでいるうちにじわじわ染みてくるのもある。繰り返し読むのが楽しい短歌集。

  • 人生の危機に、いろんな意味で救われたのが枡野さんの言葉。感謝感謝の言葉たち。
    真正面からの言葉がずっと心に響きます。

    気づくとは傷つくことだ 刺青のごとく言葉を胸に刻んで

  • 巧い

  • 哀しくて、ちょっと痛くて、救われるわけでもない。でもこういうのが読みたかった。

  • 短歌がこんなに親しみやすいものだったなんて、知りませんでした。やられました。もうずいぶん前に買った本ですが、ずっと持ち続けることでしょう。

著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。歌人。雑誌ライター、広告会社のコピーライターなどを経て一九九七年、短歌絵本を二冊同時刊行し歌人デビュー。短歌代表作は高校国語教科書に掲載された。短歌小説『ショートソング』、アンソロジー『ドラえもん短歌』、入門書『かんたん短歌の作り方』、『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』など著書多数。目黒雅也や内田かずひろの絵と組み、絵本・児童小説も手がけている。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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